学部・大学院・専門職大学院
教職課程
教職課程とは
中学校や高等学校の教員になるためには、教育職員免許法に定められた科目を履修し、教育職員免許状(略称:教員免許状)を取得しなければなりません。この教員免許状を取得するまでの課程が教職課程と呼ばれるものです。中央大学では、中学・高校の教員をめざす学生のために教職課程が開設されています。この教職課程では、各学部の卒業に必要な単位の修得のほかに、教職に関する特別な科目を修得しなければなりません。教職科目は2年次から順次開講されるため、将来教員になりたいと考えている人は1年次から計画的に科目を履修する必要があります。
教育実習、介護等の体験とは
教職課程の特徴としては、4年次に行われる教育実習があげられます。教育実習は教育現場で実際に実習し単位を修得することになるので、充分な準備をしたうえで真剣に取り組む必要があります。また、中学校教諭の普通免許状を取得する場合には、盲学校、ろう学校、養護学校または社会福祉施設などで行う「介護等の体験」が義務付けられています。介護等の体験とは、障害者、高齢者に対する介護や介助、また、これらの人々との交流などを7日間以上体験することです。
教員になるためには
教員免許状を取得するだけでは、先生として活躍することはできません。実際に教員になるためには、教員免許状を取得後、各都道府県が実施する教育職員候補者採用試験に合格して採用されなければなりません。私立学校の場合も同様に、各学校ごとに行われる採用試験に合格しなければなりません。近年、教員採用試験はかなり厳しい状況にあります。教職課程を履修しようと考えている人は、教職課程科目はもちろんのこと、専門科目についても意欲的に学習し、真の学力向上に努めることが大切です。
教員までの道
文学部で取得できる免許教科
人文社会学科 | |
---|---|
国文学専攻 | 国語 |
英語文学文化専攻 | 英語 |
ドイツ語文学文化専攻 | ドイツ語・英語 |
フランス語文学文化専攻 | フランス語・英語 |
中国言語文化専攻 | 中国語・国語・英語 |
日本史学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
東洋史学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
西洋史学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
哲学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
社会学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
社会情報学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
教育学専攻 | 社会・地理歴史・公民・国語・英語 |
心理学専攻 | 社会・地理歴史・公民 |
学びのパスポートプログラム | 社会・地理歴史・公民 |
<注>
- 中国言語文化専攻は、〔中国語〕及び〔国語〕又は〔中国語〕及び〔英語〕のいずれかを選択履修できます。
- 教育学専攻は、〔社会・地理歴史・公民〕又は〔国語〕又は〔英語〕を選択履修できます。
- 免許教科の〔社会〕は中学1種、〔地理歴史〕及び〔公民〕は高校1種です。
- 2020年度入学生まで、社会情報学専攻は〔情報〕も取得できます。