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社会教育主事課程

社会教育主事課程とは

社会教育主事は都道府県および市町村の教育委員会に置かれる専門的教育職員のことです。公民館・文化センター・図書館・博物館などの社会教育施設の職員や青少年団体・婦人会・PTAなどの社会教育関係団体の関係者に対して社会教育施設の在り方やその活動、社会教育関係団体の運営や活動について相談に乗ったり、専門的・技術的指導や助言を行います。近年、婦人や青年の学習文化活動や青少年の学校外教育もたいへん活発になってきており、生涯教育の重要性もますます高まってきています。それにつれて社会教育主事の活動分野も広くなり、社会からも優秀な社会教育主事の育成が強く求められています。

社会教育主事の資格を取得するには

社会教育主事の資格は「社会教育法」に規定されています。中央大学では法で定める社会教育主事課程の科目の単位を修得した人に対して、卒業と同時に社会教育主事の基礎資格を取得したことを証する「修了証書」を授与します。中央大学では優秀な人材を責任を持って養成しようと、資格取得希望者に対して選抜試験を実施しています。教育学コースの学生はこの試験は免除され、教育学コースの専門課程の科目をもって多くの資格科目に当てることができます。

就職先は

資格を取得した卒業生は、都道府県・市町村の教育委員会事務局のほか、公民館や社会教育センターなどの第一線現場や児童館などの福祉分野で活躍しています。近年公務員採用が減っていますが、財団法人の社会教育施設や文化センターなどでも社会教育専門職として社会教育主事資格者を求めるようになってきています。

社会教育主事までの道