専攻概要

ドイツ語圏の文化は長い伝統をもち、幅広い領域を包括し、深い味わいに富んでいます。近代日本の学術・文化はドイツの強い影響を受けて発展しました。それだけに、ドイツ語圏の文化を理解することは私たちにとって特別の意味をもちます。また、ドイツはヨーロッパの中核国のひとつとして、21世紀のヨーロッパにおいて、また世界全体の中で重要な役割を果たすことを期待されています。その意味でもドイツについて知ることは重要なのです。

当専攻では、1、2年次にドイツ語、基礎演習、文化特講などの授業を通じてドイツについて学ぶ上で基本となる知識とスキルを身につけます。そのうえで3、4年次にゼミ演習、卒論指導などを通じて専門的な知識を修得する仕組みになっています。

当専攻で開講される講義は、言語、文学、演劇、美術、思想などバラエティーに富んでいます。また社会的な関心に対応するために現代ドイツの社会・政治・歴史に関わる授業が複数提供されているほか、ドイツ文化についてより広い視野に立って理解するためにドイツと東洋の文化交流史、ドイツ文化の源泉のひとつである古代ギリシャ思想・文学に関する講義も用意されています。

ドイツ語文学文化専攻の専攻科目は次のようになっています。