文学部

英語文学文化専攻教授 大田美和が「アフガニスタンの詩人と日本の詩人たちの知性 対話」に参加の所感と考察を「ウェッブ・アフガン」に掲載

英語文学文化専攻教授 大田美和が、12月に来日したアフガニスタンの亡命詩人 ソマイア・ラミシュさん、詩人 佐川亜紀さん、詩人・文芸評論家 岡和田晃さんとの対談「アフガニスタンと日本の詩人による知性対話 言論の自由と女性の地位、社会の解放について」を振り返った所感と考察を執筆し、「ウェッブ・アフガン」(編集長 野口壽一)に掲載しました。

https://webafghan.jp/somaiaramish-vs-japanese-poets/

この記事は、2023年1月のアフガニスタンのタリバン政権による詩の禁止、それに対する詩人ソマイア・ラミシュさんの、世界の詩人にあてた抗議と連帯の呼びかけ、詩人 柴田望さんの尽力による詩集『詩の檻はない』日本語版の8月出版、フランス語版Nulle prison n'enfermera ton poème(Oxybia)の11月出版、8月と10月の旭川と横浜での朗読会、12月のソマイア・ラミシュさんの来日と対談に至る1年間の活動の総まとめとなります。国境を越えた詩的快挙について歴史的な意味付けがなされた貴重な記録です。企画・運営に尽力した詩人の高細玄一さん、登壇した詩人の佐川亜紀さん、詩人・文芸評論家の岡和田晃さん、歌人・詩人 大田美和のそれぞれの視点からの所感と考察をぜひお読み下さい。12月の対談におけるソマイア・ラミシュさんとの質疑応答の全文も掲載されています。

「ウェッブ・アフガン」の記事は、『詩の檻はない』の活動が、詩人、作家、ジャーナリスト、市民の協働スペースのスタッフたちの、どのような協働によって成り立っていたかを振り返る記録ともなっています。激動する世界と、課題の山積する日本社会において、非力な個人がどのようにして他者と力を合わせて、「0を1にする」ことができるのか、ぜひ全文をお読みいただき、より良い社会を作るあなたの活動に役立てて下さい。

12月の対談は、YouTubeで録画を見ることもできます。
https://youtu.be/zLXcLH6BroA?si=4eV9r0QUceJCiiBG

なお、『詩の檻はない』のフランス語版出版を記念したZOOMによる世界の詩人たちによる朗読会(日本時間の1月21日(日)午前4時から午後2時)にも、大田美和は出演を予定しています。
当日ライブでごらんになりたい方は、写真のチラシにある、フランスの詩人でフランスペンクラブ会長のカロル・メスロビアンさんにメールで事前にお申し出下さい。