文学部

英語文学文化専攻教授 大田美和がアフガニスタンの詩人と日本の詩人たちのイベントに登壇

英語文学文化専攻教授 大田美和が参加したアンソロジー『No Jail Can Confine Your Poem 詩の檻はない アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』(略称『詩の檻はない』)の呼びかけ人であるアフガニスタンの亡命詩人ソマイア・ラミシュさんが、KOTOBA Slam Japanの2023年全国大会の招聘により来日することになりました。それに合わせて、10月に日本の詩人たちによる『詩の檻はない』の朗読会が開かれた横浜・寿において、今度はソマイア・ラミシュさんを囲んでインタビューと対談が12月19日に行われることになりました。

アフガニスタンと日本の詩人による知性対話 言論の自由と女性の地位、社会の解放について
(For the Restoration of Freedom of Speech and Women’s Higher Education in Afghanistan)

日時 12月19日(火)午後4時より
会場 横浜市ことぶき協働スペース(横浜市中区寿町4-14 横浜市寿町健康福祉交流センター2階 JR石川町駅より徒歩8分)
登壇者    ソマイア・ラミシュ (詩人) 
       佐川亜紀 (詩人、日本現代詩人会理事長を歴任)
       岡和田晃 (文芸評論家、詩人)
       大田美和 (歌人・詩人、中央大学文学部教授)   
企画運営 ことぶき協働スペース & 高細玄一(詩人)
使用言語 日本語および英語(※英語は日本語に通訳します。)
一般参加 無料(30名)
お申込みは、フライヤーのQRコードからお願いします。

1月にアフガニスタンのタリバン政権が国内における詩作を禁止したことに対して、オランダに亡命中のソマイア・ラミシュさんが世界の詩人たちに抵抗の詩を送るように呼びかけ、世界の詩人がその呼びかけに応えたとき、これほど強い連帯の輪が広がることを誰が予測できたでしょうか。日本で最初に近代的な港が開かれた横浜で、どのような対話が実現するのでしょうか。ペシャワール会の故 中村哲医師を通して築かれたアフガニスタンと日本の尊敬と親しみの関係は、詩人どうしの交流を通してどのように発展していくのでしょうか。平日の夕方早い時間の開催で恐縮ですが、ご都合がつきましたら、ぜひご参加下さい。

アンソロジー『詩の檻はない』は8月に日本語版が出版された後、11月にフランス語版Null Prison N’enfermera Ton Poemeがフランスの出版社Oxybiaから出版されました。フランス語版にはアフガニスタンの詩人の詩が日本語版よりも多く掲載されていますが、日本の詩人たちの詩もフランス語に訳されて掲載されています。
https://oxybia-editions.com/2023/11/26/nulle-prison-nenfermera-ton-poeme/

日本語版アンソロジーについては、日本ペンクラブHP、朝日新聞デジタルwith Planet、共同通信、しんぶん赤旗、J-WAVEのラジオ番組Jam the Planetなどで取り上げられ、反響が広がっています。

アンソロジー『詩の檻はない』は中央大学図書館にも配架されました。ぜひお読み下さい。