文学部

英語文学文化専攻教授 大田美和がアフガニスタンの詩人に連帯する詩のコレクションに参加

2023年08月23日

英文専攻教授 大田美和が コレクション『No Jail Can Confine Your Poem 詩の檻はない~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』(発行:バームダード/デザインエッグ株式会社)に参加し、詩「アフガニスタンの詩人たちとの連帯のための「ポエマー」宣言」を発表しました。

このコレクションは、アフガニスタンのタリバン政権が国内での詩作を禁止したことに対して、オランダに亡命しているアフガニスタンの詩人ソマイア・ラミシュさんが世界の詩人たちに、抵抗の意思を示す詩を送ってほしいと呼びかけたことから始まりました。
https://afghan.caravan.net/2023/02/14/appeal_by_baamdaad/

旭川在住の詩人 柴田望さん(詩誌『フラジャイル』主宰、北海道詩人協会事務局長)がアフガニスタンの情報を知るためのウェブサイト「ウエッブ・アフガン」の野口壽一編集長を通してこの呼びかけを知り、SNSなどを通じて日本でも呼びかけたところ、世界中から詩が寄せられました。このコレクションには、日本からの詩36作品、ネパール、モーリシャス、オランダ、フランス、米国、ナイジェリア、イタリア、イラン、アルジェリア、アルゼンチン、バングラデシュ、スロヴェニア、デンマーク、ベルギー、インド、スリランカ、ブラジル、カナダ、トルコからの21の詩の日本語訳が収録されています。以上の経緯については、責任編集の任にあたった柴田望さんのブログの2023年8月9日の記事をお読み下さい。

コレクション『No Jail Can Confine Your Poem 詩の檻はない~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』(発行:バームダード/デザインエッグ株式会社)は、タリバンがアフガニスタンの政権を掌握した8月15日に、日本語版がアマゾンジャパンからオンデマンド出版されました。
今後、フランス語版と英語版も出版される予定です。

このコレクションについては、北海道新聞、旭川ケーブルテレビ、長崎新聞等で報道、紹介されました。英国のIndependent紙(ペルシャ語)、BBCニュース(ペルシャ語)でも報道されました。