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大竹 洋平 さんからの進学レポート

大竹 洋平 2014年度卒業
進学先:学習院大学大学院人文科学研究科 美術史学専攻

1.いつ頃から準備、活動を始めましたか?

大学院の説明会には3年次の夏休みから行き始めました。院試に向けて本格的な勉強を始めたのは3年次の学祭後からです。

2.学業と両立できましたか? 両立するにはどんな工夫をしましたか?

就職活動を全くしなかったので院試の準備と卒業論文の執筆を同時に行っていました。9月に院試があったのでその前に卒業論文をある程度仕上げておくことを心がけました。

3.文学部史学科で役立ったことは?活かせたことは?

史学科で学んだ強みは大学院に進学してからより強く感じることができるのではないかと考えています。美術史に特化した専攻に進学する前に、西洋史学専攻で文化史にかぎらず様々な分野に触れることができたのは自分にとって大きな財産になりました。また、西洋史に限らず日本史や東洋史、哲学など専攻の講義からも大きな刺激を受けました。

4.自分の大学院受験について自由に書いてください。

私が大学院の受験を考え始めたのは大学3年になった頃からでした。漠然と西洋史という分野に興味を持って大学に入学したのですが、その頃には美術史への興味が強まっており、この分野をより専門的に学びたいという気持ちを持っていました。  専門分野の兼ね合いから中央大学以外の大学院に進学することを考えていたため、前述のように3年の夏休みから大学院の説明会に行き始めました。ただし3年の学祭まではサークル活動に参加していたため本格的に入試の勉強を開始したのは3年次の学祭が終了してからでした。 
入試対策としては、大学院説明会で入手した過去問を参考に、語学と美術史の基礎知識を重点的に勉強しました。特に日本美術史に関してはほとんど知識が無かったため参考書で通史をさらいつつ美術館にも積極的に足を運びました。

5.後輩にエールを。

ここでは特に私と同じように中央大学以外の大学院を受験しようとしている人に向けてコメントしたいと思います。 
周りの同級生が就職活動をする中で大学院への進学を決断することはとても勇気のいることです。焦燥感や孤独感に襲われることもあるでしょう。月並みではありますがそんな時に大いに助けになるのは同じように院試に挑戦している友人です。もしも専攻の同期にそのような人がいなかったとしても是非大学院の説明会など大学の外に足を向けてみてください。またすでに大学院で学んでいる人の話を聞くこともおすすめします。私の場合は美術館のボランティアなどで出会った他大学の学部生や院生からの情報にとても助けられました。 
そしてこれは特に大学院で美術史を学ぼうと考えている場合の話ですが、是非美術館に足を運んでください。確かに参考書は美術史の流れをつかむ際にはとても役に立ちますが、それと同時に実物を見ることで理解も深まりますし、何より美術館を歩きまわる楽しさに勝るものはありません(これには個人差があると思いますが)。 
院試に向けてその分野の理解を深めることはもちろんですが、情報収集や息抜きも兼ねて時にはいろいろな場所を歩き回ってみることをおすすめします。