文学部

1年次必修科目「大学生の基礎A」にて警察官による防犯講座を開催しました

文学部の初年次教育として、必修科目となっている「大学生の基礎A」は、大学生活を送るために必要な基本的な知識と態度を身につけ、職業選択や学習方法を考えることを目標に、それぞれのテーマに即して、コーディネーターとゲスト講師による講義が行われます。

第2回を迎えた4月17日は、防犯・防災意識を啓発し、安心・安全な学生生活を守ることを目的に、
警視庁南大沢警察署から現職の警察官を招き、講義を行いました。

社会経験の乏しい大学生は犯罪組織の標的になりやすい世代です。
近年では、「楽な仕事で高収入」を謳い、SNSやインターネットなどの掲示板、又は大手求人サイトに紛れ、いわゆる「闇バイト」に登録させ、大学生を犯罪に加担させる事件が頻発しており、防犯意識の重要性がますます高まっています。

講義では、クイズを交えながら、大学生が「加害者として巻き込まれやすい」犯罪と「被害に遭いやすい」犯罪として、闇バイトや違法薬物、SNSトラブル、性犯罪についての事例も挙げられました。
自身を守るためには群集心理や、「合法」「脱法」などの言葉に惑わされることなく、防犯意識を持つことの大切さが伝えられました。

また、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震が予測されている今日、自然災害への危機意識が重要になっています。
東日本大震災後、被災地に派遣された経験がある警察官から、防災対策やローリングストック(常に一定量の食料を家に備蓄しておく方法)について実演を加えながら、説明が行われました。

学生たちの能動的な発言も多くみられ、最後には質疑応答の時間も設け、講義は大盛況で幕を閉じました。

安心・安全な学生生活を送るために、常に新しい防犯・防災知識を学び続けることが極めて大切です。

大切な4年間が失われぬよう、文学部では学生たちに寄り添った講義内容を提供しています。