文学部

社会学専攻教授 山田昌弘が北京大学現代日本研究センター大学院で講義

2025年04月14日

社会学専攻教授の山田昌弘が北京大学現代日本研究センターのオムニバス講義を担当します。
講義は東京国際交流財団からリモートで行われ、講師は日本語で話し、逐次中国語での通訳と投影があります。
中央大学の学生・教員で聴講を希望される方は、前日までに社会学研究室(shakai-grp@g.chuo-u.ac.jp)へお問い合わせください。

北京大学現代日本研究センター大学院オムニバス講義「日本現代社会の課題」第2回 講義詳細(PDF)
日時:2025年4月22日(火) 日本時間15:00~17:30、北京時間14:00~16:30【オンライン型講義】
講師:山田 昌弘(中央大学文学部)
内容:日本の格差社会について講義する。平成日本では、①経済停滞、②少子高齢化 ③男女平等の停滞 ④格差拡大というトレンドで特徴付けられる。その中で、経済格差の拡大や固定化により、リアルでは将来的に結婚して豊か になるという希望をもてない若者が増大した。しかし、日本ではその格差を「バーチャル」な世界、ゲームや推し活、 ペットやキャバクラなどで埋める傾向が強まりつつある。このままだと、日本は、「幸せ」を感じながら、経済的に衰退する社会が続くであろう。
これは、中国の「寝そべり族」とも共通した現象だと思われる。
講義方法:オンライン、パワーポイントを提示しながら講義、終了後質疑応答
使用言語:日本語(日中逐次通訳有)
参考文献:山田昌弘『希望格差社会、それから 幸福に衰退する国の20年』 (2025年、東洋経済新報社)