文学部
「博物館資料論」の学外活動にて東京都埋蔵文化財センターを見学
2025年01月27日
博物館学芸員過程の講義の一環である「博物館資料論」(担当:文学部教授 小林謙一)の学外活動として、2024年11月11日に 多摩センター駅近隣に所在する東京都埋蔵文化財センターの見学を行いました。11時より長佐古真也氏(埋蔵文化財センター調査員(文学部兼任講師))からセンター所蔵資料の管理や運用についての概略の説明を受けた後、展示場にて資料展示の状況、屋外遺跡公園にて遺跡の復元住居資料の演示状況や保存運用についての説明を受けました。
見学を受けて、12月1日に中山真治氏(三鷹市教育委員会文化財係主査)に「東京都内の遺跡出土資料の調査・保存・復元とそのデータベースについて」との講演を受け、考古・アーカイブ関係の博物館資料について知見を深めました。
さらに、12月8日の授業において酒井中氏((株)パスコ 主任技師(文学部兼任講師))に「博物館資料のデジタル化」の説明を受け、埋蔵文化財センターを含む多摩地域の資料のデジタル化について、併せて一般論としてのデジタル博物館資料について理解を深めました。
以上、資料を実地に見学した上で、その内容についての講義、さらに具体的なデジタル資料利用の実践を授業で受けることで、博物館資料の持つ様々な側面を理解することができました。この活動は文学部「特色ある学部教育補助予算」を利用して行われました。