文学部

【新刊紹介】哲学専攻 宇野茂彦名誉教授『諸子思想史雜識』

2022年12月24日

哲学専攻 宇野茂彦名誉教授著『諸子思想史雜識』が刊行されました。


内容紹介:

 本書はかつて發表したものから諸子百家の人物、思想、彼らが用ゐた槪念などについて、思想史的な視點で見た論攷を輯錄したものである。
 諸子が活動した時代は通常、戰國時代すなはち三晉が諸侯となつたときから、秦始皇帝の天下統一までとするのが通說であらうが、筆者の見解では春秋の中期、齊の桓公の時代、人物としては管仲の時代から諸子的活動が始り、そして諸子の活動が完全に終熄するのは漢の武帝期、淮南王劉安の滅亡の時と考へる。本書はこの閒の事象、思想を對象とするが、そのほかに、諸子の行動や言語が後世に及ぼした場合について考察した文章も附錄として載錄した。(「序」より)


▽出版社:研文社
▽ISBN:978-4-9910094-2-6
▽定 価:本体12,000円+税