文学部

文学部の授業科目:特別教養(実践的教養演習)で学生が企画した本が出版されました。

2021年11月09日

学生と教員が相談をしながらつくり上げる授業「特別教養(実践的教養演習)」の成果物が、『読書する知性:「本づくり」演習成果』として刊行されました。

中央大学文学部(編)
発行:中央大学出版部
四六判  240ページ 並製
定価 1,000円+税
中央大学出版部:https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784805752326

 

(以下、書籍カバーの折り返しから抜粋)
 本書は、中央大学文学部が2020年度に開始した「実践的教養演習」のうち、実際に本を編集・出版する部門の成果。全部門共通のテーマ「ヒトとモノ」をめぐり、ブレインストーミングから演習は始まった。会話で思考を柔軟にしたうえで、学生と教員が議論を重ね、共通テーマを本の具体的なテーマに落とし込む。執筆者の選定、執筆依頼、書籍としての構造設計、そして編集実務まで学生が自ら行い、さらに、それぞれがコラム原稿を執筆した。
 授業の基本はワークショップだが、編集者を招いてのレクチャー、教員による講義、執筆者と学生による座談会も行われた。本のタイトルづくりでは、講師のコピーライターと数回にわたってやりとり。それぞれの最終作品がコンテストにのぼり、投票により書名が決定した。プログラムの最後には、他部門(イベント、映像)と合同で報告会が開催された。
 執筆者に与えられたテーマは、「二十歳の頃に読み、その後を方向づけた本」。執筆した先生方にとっては、自身の知的ルーツを探り、さらには無意識にまで光を当てようとする、難しくもやりがいのある作業になったようだ。