科研費の助成を受け、ドイツ・ケルン大学からマティアス・プロスケ教授（Prof.Dr.Proske)を招聘しました。日独研究セミナーを開催したほか、本学教育学専攻の教育課程論の授業では学生と日独の学校制度及びカリキュラムについて討論を行いました。
プロスケ教授にはあらかじめ学生から寄せられた質問に目を通していただき、今回訪問した各学校での学習風景とも重ねながらコメントしていただきました。最初遠慮がちだった学生の皆さんも、すぐに本来の率直な討議への意欲を見せてくれました。多面的な問いが投げかけられ、日独間の違いだけでなく世界の中での教育のあり方の共通性や普遍性を見出せたのではないかと思います。学生の皆さんにとっては、ドイツの学校やカリキュラム、その背景にある考え方などが一層身近になったようです。日本や世界の教育を考えていく上で、今後もこのような機会が持てれば嬉しいです。
末尾になりましたが、今回の招聘に際して協力してくださった関係者の皆様に深くお礼申し上げます。
受け入れ担当教員 濵谷 佳奈
