文学部浮世絵展示を活用したアクティブラーニング(2016年4月~)

中央大学教育力向上推進事業の助成を受けて、浮世絵に造詣が深い専門的知識を有する学芸員の教育的な指導のもとで、講義と展示(実習活動)を有機的に関係づけたアクティブラーニングを展開しています。

プログラム概要

文学部提供課外プログラム「実践的浮世絵学」を開講し、浮世絵専門の学芸員を講師として、歴史・ジャンル・画工・出版等浮世絵についての全般的な知識、モノとしての展示物の取扱方等を修得するところからはじめて、受講者が決定したテーマ・構成による展示を実現するところまでの実践的演習を行います。
間近に接する機会の少ない浮世絵ですが、現物に触れることによって、一段と理解を深めることができます。展示実現というゴールに向けて、個々の作品についての研究・評価、また展示構成立案、展示解説作成等の共同作業を通じて、見せる立場からの責任ある情報発信が可能となります。
浮世絵についてより詳しく知りたい方、とくに学芸員を志す方におすすめのプログラムです。

【プログラムの概要】

①浮世絵の歴史・ジャンル・画工・出版等についての概説講義

②浮世絵という文化財の扱い方についての解説

③展示テーマの決定と構成案の作成

④展示作品についての調査

⑤展示解説の作成、展示解説パンフレットの製作

⑥その他展示に関わる諸要件(広報を含む)の整備

⑦展示場の設営、展示作業(解説パネル制作、エントランス・会場のディスプレイ)

⑧展示の運営、記録、来場者数等の集計

⑨集計結果や来場者アンケートに基づく総括

※美術館等における浮世絵展示の視察(自主学習)

2018年度の取組

(1)「春を呼ぶ浮世絵展 ~小千谷のひなまつりと絵紙~」

1)日程:2018年3月22日~4月5日 ※3月25日(日)開室、4月1日(日)閉室

2)会場:多摩キャンパス 3号館3階3308号室

3)内容:
江戸時代から明治時代にかけての浮世絵を多数保有している小千谷絵紙保存会の協力のもとに、江戸時代から伝わる絵紙(浮世絵)を小千谷の家々で雛祭りの季節に展示している形を再現して展示しました。この展示は、2016年以降毎年開催しており、昨年は500名を超える方々に、江戸時代から伝わる絵紙の風習に触れるとともに、浮世絵の文化的な素晴らしさを直に体験していただきました。

4) 主催:中央大学文学部
協力:小千谷絵紙保存会

(2)「デジタル浮世絵展」

1)日程:2018年4月23日~4月27日 12時40分~13時10分

2)会場:多摩キャンパス 3号館3階 文学部事務室前ロビー

3)内容:
多摩キャンパスで開催された浮世絵展覧会「浮世絵美男美女競」(2017)、「浮世めぐり~江戸からはじまる名所道中膝栗毛」(2018)で展示した浮世絵を題材にして、浮世絵にまつわるさまざまなトピックスを解説しました。ギャラリー・トーク 都筑学(文学部教授)

◇トーク内容
4月23日(月) 「浮世絵師歌川広重は三人いた?」
4月24日(火) 「東海道五十三次の始まりは日本橋から」
4月25日(水) 「大星由良之助とは一体誰なのか?」
4月26日(木) 「死んでも絵になる八代目市川團十郎」
4月27日(金) 「明治の浮世絵の赤はなぜ鮮やかのか?」

(3)「来て!見て!遊べる!?浮世絵横丁~あなたの知らないおもちゃ絵の世界~」

1)日程:2019年1月29日(火)~ 2月3日(日) 11:00~17:00

2)会場:多摩キャンパス
中央大学 3号館 3105教室(第一会場)・ 3104教室(第二会場)

3)内容:
本展覧会では、数ある浮世絵のジャンルの中から、おもちゃ絵を選びました。組み上げ絵、もの尽くし、双六の浮世絵を紹介しました。額に入ったおもちゃ絵を見ていただくだけでなく、趣向を凝らした遊びも味わっていただきました。

4) 主催:中央大学文学部
実践的浮世絵学・学生一同、実践的浮世絵学担当教授 都筑学 協力:公益財団法人平木浮世絵財団

 

2017年度の取組

(1)展覧会「浮世めぐり~江戸からはじまる名所道中膝栗毛~」

1) 日程:1月30日(火)~2月4日(日)11時~17時

2) 会場:中央大学多摩キャンパス 3号館 3105教室

3) 内容:
2018年1月30日(火)~2月4日(日)、中央大学多摩キャンパスにて、展覧会『浮世めぐり~江戸からはじまる名所道中膝栗毛~』を開催しました。錦帯橋や小田原、江戸から東京に至るまでの風景画、初代、二代、三代の歌川広重を中心とする歌川一門の風景画から少し変わった風景画まで合計21作品を展示。本展覧会では、学生たちが江戸・東京、日本諸国のさまざまな名所について、それぞれの視点から紹介しました。

4) 主催:中央大学文学部 実践的浮世絵学・学生一同、実践的浮世絵学担当教授 都筑学
協力:公益財団法人平木浮世絵財団

(2) 展覧会「春を呼ぶ浮世絵展~小千谷のひなまつりと絵紙~」

1) 日程:3月22日(木)~4月5日(木)11時~17時

2) 会場:中央大学多摩キャンパス 3号館 3308教室

3) 内容:
江戸時代から明治時代にかけての浮世絵を多数保有している小千谷絵紙保存会の協力のもとに、江戸時代から伝わる絵紙(浮世絵)を小千谷の家々で雛祭りの季節に展示している形を再現して展示します。
この展示は、2016年以降毎年開催しており、昨年は500名を超える方々に、江戸時代から伝わる絵紙の風習に触れるとともに、浮世絵の文化的な素晴らしさを直に体験していただきました。

4) 主催:中央大学文学部
協力:小千谷絵紙保存会

2016年度の取組

2016年度は、学部2年生から大学院修士1年生までの10名の学生が週1回の授業を通じて、浮世絵の学習と展示に向けての準備作業を行いました。その内容は、浮世絵の考証、展覧会のテーマの選択、浮世絵のキャプションの作成、チラシやパンフレットの作成、学内外への広報、浮世絵の額装、展示会場の設営、展覧会の運営など、活動は多岐に及びました。

(1)展覧会「浮世絵 美男美女競(ミス・ミスターコンテスト) あなたはダレ推し?」

1)日程:2017年1月26日(木)~1月31日(火)(※1/29(日)閉室) 11時~17時

2)会場:多摩キャンパス3号館1階3105教室

3)内容:
浮世絵とは何ぞや?
そんなところから学び始めた学生たちによる初の浮世絵展です。
初めて触れた浮世絵から、テーマを設定し、それに応じた作品を選定、展覧会タイトルを考え、作品解説を書き、会場造作もする。と、ほとんど一(いち)からの挑戦です。
本展では、美人画や役者絵など人物の描かれた作品に注目し、歌川国貞(三代豊国)や歌川国芳などの作品約22点の浮世絵を展示致します。
江戸時代の人物たちが平成の現代のわたしたちを魅了する存在となり得るか、時代の流行の着物やデザインなどをつぶさに見て紹介いたします。
小規模な展覧会ではありますが、学生たちそれぞれの贔屓(ひいき)とするイケメンや美人が、愛情こめた展示でお迎え致します。
展示をご覧になった後には、あなたの推しメン※を投票して下さい。人気ナンバーワンのミス&ミスターを選出致します。
※推しメンとは:グループ内で自分が推薦するメンバーのこと。(出典「実用日本語表現事典」より抜粋)

4)主催:中央大学文学部、実践的浮世絵学・学生一同、実践的浮世絵学担当教授 都筑学
協力:公益財団法人平木浮世絵財団

(2)展覧会「小千谷の雛祭りと絵紙」

1)日程:2017年3月22日(水)~4月7日(金)(※3/26(日)閉室) 10時~17時

2)会場:多摩キャンパス 3号館3階3308号室

3)内容:
江戸時代から明治時代にかけての浮世絵を多数保有している小千谷絵紙保存会の協力のもとに、江戸時代から伝わる絵紙(浮世絵)を小千谷の家々で雛祭りの季節に展示している形を再現して展示します。
この展示は、2014年・2015年にも開催したものであり、それぞれ300名を超える方々に、江戸時代から伝わる絵紙の風習に触れるとともに、浮世絵の文化的な素晴らしさを直に体験していただきました。

4)主催:中央大学文学部

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(2)文学部教授 鈴木 俊幸「浮世絵に囲まれたお雛様とお雛様に守られてきた浮世絵と」(「Chuo Online」より転載)

(3)文学部教授 都筑 学「浮世絵で旅気分」(「Chuo Online」より転載)