学びのパスポートプログラム
~ローカルとグローバルが響き合う学び~学びのパスポートプログラムスポーツ文化系が学生発表会を開催
2025年11月27日
11月19日(水)、フォレストゲートウェイホールにて、学びのパスポートプログラム・スポーツ文化系の学生による、第2回学びのパスポートスポーツ文化系活動発表会を開催しました。
昼休みの時間帯を活用し、昼食を取りながら気軽に参加できるカジュアルな雰囲気のなかで、ローカルな活動とグローバルな経験がどのように結びつき、相互に広がり合っていくのかを考える機会となりました。
今回登壇したのは、学びのパスポート・スポーツ文化系に所属する塗師世菜さんと兼吉優花さんの2名です。
『ローカルな活動から、グローバルな視野へ』
最初に登壇した塗師さんは、「ローカル活動のススメ ー動いたら、世界が100倍広がった話ー」と題して発表しました。
地元ラジオ番組のパーソナリティとして活躍する傍ら、ラグビーの魅力を発信し、地域での普及活動に取り組んできたことを紹介しました。
こうしたローカルな場での継続的な実践も評価され、地元代表としてアメリカ短期留学に派遣された経験や、本学FLPプログラムで参加したベトナム・ラオスツアーでの学びにつながっていることが印象的でした。
ローカルな実践がグローバルな機会を呼び込み、グローバルな経験がふたたびローカルの意味を深める、その循環のなかで自らの可能性が拓かれていることが共有されました。
『グローバルな挑戦が、日常の学びを問い直す』
続いて登壇した兼吉さんは、「ドイツでプレーして感じたことー価値観や文化のちがいなどー」をテーマに、ドイツの卓球プロリーグでプレーしながら本学で学ぶ現在進行形の挑戦を紹介しました。
週末にドイツへ渡航して試合に出場し、時には長距離バスで国内600kmを移動しながらプレーをし、その合間に観光も楽しみつつ、試合後は日本に戻って大学の授業に出席するという、非常にタイトなスケジュールをこなしています。
発表では、文化の違い、グローバルな競技環境で体感したさまざまな「違い」が、生きた学びとなっていることが語られました。
「好きなことをとことん突き詰める」姿勢は、会場の学生に強いインパクトを与えていました。
《ローカルとグローバルを行き来する「仲間」から、自分の次の一歩を考える》
同じ「学びのパスポート」の仲間が、ローカルなコミュニティでの活動とグローバルなフィールドでの挑戦を行き来しながら、自分の進路や生き方を模索している姿に、多くの学生が驚き、刺激を受けた様子でした。
今回の学生発表会は、仲間の活躍を知ることで、ローカルな活動とグローバルな活動が相容れない経験ではなく、相互に影響し合いながら広がっていくことを実感する機会となりました。塗師さん、兼吉さんの今後のさらなる活躍を期待するとともに、本企画をきっかけに、学びのパスポート学生一人ひとりが、それぞれのグローカルな挑戦を広げていくことを願っています。