国文学専攻
2019年度中央大学国文学会主催公演〈説経節〉のご案内(終了)
2019年09月30日
2019年度中央大学国文学会主催公演を次の通り開催致します。
江戸に生まれ 八王子に伝わった民衆芸能 薩摩派説経節を聴く
日時:10月9日(水) 15時10分~
会場:中央大学 多摩キャンパス 3551教室(3号館5階)
講義:よこやま 光子氏(説経節の会 研究部長)
実演:語り/十一代目 薩摩 津賀太夫 三味線/薩摩 花太夫
どなたでもご参加いただけます。入場無料、事前申込不要。
お誘い合わせの上、直接会場にお越しください。
【ご案内】 江戸時代後期に初代薩摩若太夫の始めた説経祭文(説経浄瑠璃)は、
五代目の頃に江戸市中から周辺部へと伝播、明治にかけて八王子にも伝わった。
八王子では、写し絵(影絵)や車人形芝居の地語りが説経節でなされ、旦那衆や
市井の人々が自ら語るなど庶民の間で大いに親しまれた。
昭和38年には八王子在の十代目薩摩若太夫が誕生、昭和61年には「説経節の会」
が設立され、市民が参加して芸の継承や研究を行っている。
平成5年、東京都指定無形文化財(芸能)「説経浄瑠璃」認定。
今回の公演では、江戸からの伝播に関する講義の後、継承している「日高川入相
花王(ひだかがわいりあいざくら)」を実演して、八王子に伝わる薩摩派説経節へ
の理解を深めたい。
【刊行物】
『説経節入門』(2015/説経節の会研究部)
『説経節研究 歴史資料編』(2015/方丈堂出版)
『説経節研究 物語編』(2017/せりか書房)
『薩摩派説経節十代目薩摩若太夫集(CD)』(2019)
終演後、演者を囲んで懇親会(会費3000円程度,学割有)を行います。
[問合せ先]中央大学国文学会