国文学専攻
【新刊案内】文学部教授 関礼子 執筆論文収録『架橋する〈文学〉理論』
2016年05月30日

文学部 関礼子教授の論文が、現在刊行中のシリーズ「新時代への源氏学」の
第9巻 「架橋する〈文学〉理論」に収録されています。
【論文タイトル】
三島由紀夫の『源氏物語』受容
- 「葵上」・「源氏供養」における女装の文体 -
【掲載資料紹介】
「架橋する〈文学〉理論」
編者: 助川幸逸郎 土方洋一 松岡智之 立石和弘
シリーズ: 新時代への源氏学 第9巻
竹林舎 2016年5月
ISBN: 978-4-902084-39-9
価格: 本体 8,800円+税
内容情報-------------------------------------------------------
◆目次より
『源氏物語』研究とテクスト論・断想 ……………… (安藤徹)
〈王権論〉とは何であったのか ……………………… (鈴木泰恵)
鼎談 仏教言語論から見た源氏物語 ………………… (竹内信夫/黒木朋興/助川幸逸郎)
ナラトロジーのこれからと『源氏物語』
-人称をめぐる課題を中心に- ………………… (陣野英則)
〈理論〉から遠く〈離れ〉て
-小西甚一における「離れ」と〈架橋〉- …… (田代真)
『源氏物語』における作者と作中人物
-源氏研究へのバフチンの方法の導入をめぐって-(中村唯史)
源氏物語を〈解釈〉するとは?
-解釈学と源氏物語研究- ……………………… (片山善博)
三島由紀夫の『源氏物語』受容
-「葵上」・「源氏供養」における女装の文体- (関礼子)
「浦島」をめぐる分節と連想
-源氏物語研究における文化研究の可能性- … (岡﨑真紀子)
元型批評vsインターテクスチュアリティー
-王朝物語と近代小説の類似性をどう読むか?- (川田宇一郎)
王朝物語に「決定的瞬間」はない
-「日本発」文学理論の「可能性」- ………… (助川幸逸郎)
編集後記 (助川幸逸郎)
索引
◆竹林舎 ホームページより
シリーズ第Ⅲ期刊行の第9巻。
文学理論が「それを生み出した文脈」とともに『源氏物語』に出会ったら
-その試みに古典文学研究者と「文学理論」の専門家が集う。
10本の書き下ろし論攷と、特別収録の鼎談を収載。