藤原　浩史（ふじわら・ひろふみ）教授

古代日本語の研究が中心です。平安時代のことばの意味を研究していました。単語の意味や、敬語の意味、助動詞の意味を分析します。最近は、『枕草子』の文章の解読作業をしています。現代文法にも興味があり、「マジ」「リアル」など、新しくつくられてくるモダリティ副詞を調べています。

国語学概論：日本語の音韻・文字・文法・語彙の基礎を講じます。
国語学演習(1)：『伊勢物語』の言語研究。語釈と文章の解読。

日本語の諸問題（音韻・語彙・文法・文字）の研究をします。
研究対象は「日本語」の資料であれば何でもよく、思想的価値や芸術的価値は問いません。

コトバは社会の中で使われてはじめてコトバとなります。コトバの研究は、対象が文献であれ、談話であれ、実例に基づいて行なわれるものです。従って、データの収集（調査）・整理（データベース作成）・分析の技法の習得と、科学的にコトバのしくみを説明する観点の養成を眼目とします。

「明治期翻訳書『百科全書』の語彙の計量的研究―地文學編―」
「人情本における配慮表現の研究」
「テレビ放送における文論」
「現代日本語における大学生の敬語使用について」
「現代日本語における形容詞の名詞化」など