ドイツ語文学文化専攻

文学部教授・川喜田敦子の記事がウェブサイト「シノドス(SYNODOS)」に掲載されました。

2018年02月05日

文学部教授・川喜田敦子の記事「『わが闘争』とナチズム後のドイツ」が、「シノドス(SYNODOS)」に掲載されました。

「シノドス」は、政治・社会・科学・教育・文化などの幅広い分野に渡って、各分野の第一人者の論考やインタビューを発信しているウェブサイトです。

今回の記事は、ヒトラーの『わが闘争』について、ナチ体制崩壊後のドイツにおける規制と受容、2015年末に著作権が消滅した後の再版をめぐる状況、歴史の授業で史料として利用する可能性とその方法などの観点から論じたものです。

記事の全文は以下のリンクから読むことができます。
https://synodos.jp/international/21037

このテーマに関心のある方は、以下の関連論稿・文献もご覧ください。

  • 川喜田敦子「ヒトラーに関する研究」『歴史と地理 世界史の研究』704号(山川出版社2017):ヒトラーについて考えたいと思う人のために、日本語で読める関連文献を紹介した読書案内です。
  • 川喜田敦子「『わが闘争』(注釈付)の刊行とドイツのヒトラー観」『思想』1112号(2016):ミュンヒェンの現代史研究所が詳細な注釈をほどこして2016年に『ヒトラー わが闘争 批判的注釈版』を刊行しました。その内容を紹介したものです。
  • イアン・カーショー『ヒトラー(上)(下)』石田勇治監修、川喜田敦子・福永美和子訳(白水社2015-2016):ナチズム研究の世界的な権威であるI・カーショーが、ヒトラーの伝記のかたちをとって、ヒトラーとナチズムとドイツ社会を描き出した本です。