文学部
心理学専攻教授 緑川晶「文学部生のゼミ活動の成果が『CAMPUS HEALTH』誌に掲載されました。」
2026年01月07日
文学部心理学専攻の現4年生が所属するゼミ活動における研究成果が、全国大学保健管理協会の機関誌『CAMPUSHEALTH』に受理され、第62巻第2号に掲載されました。
本研究は、これまで見過ごされてきた「聞こえにくさ」を特徴とする「聞き取り困難(Listening Difficulties: LiD)」および「聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder: APD)」の実態を明らかにするものです。
LiD/APDは、聴力検査では正常であるにもかかわらず、聞き取りにくさを自覚・訴える状態を指します。一般の大学生にも潜在的に存在することは指摘されてきましたが、その実態は十分に明らかになっていませんでした。
本研究では、1,000名以上の一般大学生を対象にアンケート調査を行い、LiD/APDが疑われる学生が約10%存在することを示しました。また、LiD/APDが疑われる学生では抑うつ傾向が高いことも示されたことから、高等教育機関においても理解と支援の体制づくりが求められることが示唆されます。