文学部

【新刊紹介】哲学専攻教授 中村昇/藤田一照著『お坊さんになりたかった哲学者と哲学者になりたかったお坊さん「有時」を遊ぶ』

藤田一照・中村昇『お坊さんになりたかった哲学者と哲学者になりたかったお坊さん「有時」を遊ぶ』が刊行されました。

内容紹介:

私の「私」は、空間的に無数に存在している「私」の一つに過ぎず、今の「今」は時間的に無数に存在している「今」の一つに過ぎないと誰もが無自覚に思い込んでいる。そういう思い込みの上で(当人はそれが思い込みだとは露ほども思っていない)、感じ、考え、行動しているのがわれわれ凡夫というものだ。しかし、真実はそうではないと道元は言う。「或る時」ではなく「有時」であり、「経過」ではなく「経歴」なのだ。

――――本書より

▽出版社:春秋社
▽判型・ページ数:四六・288ページ
▽ISBN:9784393341261
▽定 価:本体2,300円+税
▽発売日:2025年10月15日(水)

詳しくは、春秋社のホームページをご覧ください。