文学部

卞 宰洙(ピョン・ジェス)著『朝鮮半島と日本の詩人たち』に文学部教授大田美和の『大田美和の本』が引用されました。

2016年04月27日

本書は、日本の詩人や歌人が朝鮮半島をどのように詩や短歌の中でうたってきたかを具体的な作品を読み解きながら論じたものです。『朝鮮新報』連載のエッセイが単行本になりました。朝鮮半島を歌った日本の詩歌のアンソロジーはおそらく初めてで、優れた感受性の持ち主である詩人の目から隣国との歴史的文化的交流を振り返る好著です。取り上げられた詩人・歌人は、石川啄木、中野重治、三好達治、高村光太郎、宮沢賢治、近藤芳美、辻井喬、大岡信、吉野弘、河津聖恵、佐川亜紀など多岐に亘ります。『大田美和の本』は大田美和の短歌の師近藤芳美についてのページで引用されました。ぜひお読み下さい。

 

『朝鮮半島と日本の詩人たち』 

著者:卞 宰洙(ピョン・ジェス)

出版社:スペース伽耶