『教育思想のポストモダン 増補改訂版 近代批判のゆくえ』教育思想双書〈第2期〉
下司 晶 [著]
勁草書房 2026年6月1日
定価 3,740円
四六判 432頁
ISBN 978-4-326-29916-4
四六判 432頁
ISBN 978-4-326-29916-4
内容情報--------------------------------------------------------------
◇◆出版社紹介文より◇◆
70~80年代に隆盛した「近代批判」の思潮は、その後の教育学に地殻変動を起こした。本書は教育哲学・教育思想史・教育実践の観点から、ポストモダン思想が現代教育学にもたらしたものを検討。戦後から現代に至る教育学の転換を問い直す。初版刊行から10年、付論、コラムを新たに加え、教育哲学・教育思想史研究の最前線を描く。
◇◆目次情報◆◇
増補改訂版へのはしがき
初版まえがき
序章 教育思想とポストモダン
一 教育学とポストモダン
二 ポストモダンとポストモダニズム
三 教育学のポストモダン思想
四 本書の対象と範囲
第一章 ポストモダニズムと規範の喪失?――教育哲学のポストモダン思想受容
はじめに――忘却のポストモダニズム
一 スケープ・ゴートとしてのポストモダニズム
二 密教としてのポストモダニズム
三 規範主義の継続
四 パフォーマティヴではなくコンスタティヴに
五 ポストモダニズムの大いなる遺産
結語に代えて――血肉化されたポストモダニズム
第二章 近代批判、未完のプロジェクト――教育哲学は近代をどう論じてきたか
はじめに――教育哲学における近代論の展開
一 アイロニーとしての近代――一九六〇年代
二 近代主義の登場――一九七〇年代
三 近代主義の全盛――一九八〇年代
四 近代批判の展開――一九九〇年代
五 近代批判を超えて――二〇〇〇年代
結語に代えて――近代批判、未完のプロジェクト
コラム① 近代論と近代教育学批判
第三章 近代教育学批判とは何だったのか――教育思想史の課題と方法に寄せて
はじめに――忘却の誘惑に抗して
一 なぜ「近代」の「思想史」なのか?
二 「戦後教育学の近代」批判
三 教育思想史から教育人間学へ?――近代教育学批判の展開
四 近代教育学批判のアクチュアリティ
結語に代えて――省察と対話の近代教育学批判
第四章 言語論的転回以後の教育思想史――あるいは、ポストモダニズムの何がいけないのか
はじめに――ポストモダンを経てなお教育批判は可能か?
一 教育思想は批判の根拠たり得たのか?
二 言語論的転回以後の教育思想史――語られなかったルール
三 「言語論的転回以後の教育思想史」のこれから――再び歴史へ
結語に代えて――〈根源的に失われた何か〉への距離
コラム② 五五年体制と冷戦期教育学
第五章 教育哲学と教育実践、その関係性の転換――見失われた啓蒙のゆくえ
はじめに――啓蒙のゆくえ
一 戦後教育学と教育実践――マルクスの呪縛を離れて
二 モノローグからダイアローグへ――教育哲学の変容
三 新たな関係性のために――場所、テクスト、臨床
結語に代えて――理論‐実践の媒介者を育てる
第六章 国民の教育権論をフーコーで組み替える――道徳の教科化にどう向き合うか
はじめに――「戦後レジームの終焉」と戦後教育学批判
一 戦後教育学パラダイムの形成と継承
二 国民の教育権論の限界とその呪縛
三 統治としての近代教育とその批判
結語に代えて――教育を変革する回路
終章 戦後教育学を超えて
一 戦後教育学から冷戦後教育学へ
二 近代批判のゆくえ
三 教育思想から社会思想へ
終章付論 ガート・ビースタとためらいの消失
補論一 批判の後に何が来るのか
はじめに――「二流の哲学」を超えて
一 実践の主導より真理の究明を――教育哲学会から近代批判へ
二 近代教育学批判――一九九〇年代の転回
三 批判の効力――理論/実践の二元論を超えて
四 教育哲学のパフォーマンス――理論と実践の往還
おわりに――批判的教育哲学の構想に寄せて
補論二 批判の力は連鎖する
補遺 韓国語版への序文
あとがき
増補改訂版あとがき
索引
初出一覧
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詳細は出版社Webサイトをご覧ください。