社会学専攻

新刊紹介 文学部教授 山田昌弘 著 
「モテる構造 - 男と女の社会学」

2016年12月12日

著者:山田 昌弘

出版社:筑摩書房

発行日:2016年11月10日

定価 : 本体価格760円+税

ISBN : 978-4-480-06923-8

内容情報・・・・・・・・・・・・・・・・・

(ジャケットより)

女は女らしく、男は男らしくー。旧態依然とした価値観だが、どっこい今も生き残っている。
どうしてなのだろうか?
性別の「らしさ規範」(女らしら・男らしさ)が社会から消えないのは、
どういう相手を性愛の対象として好きになるかという、人間の「感情」に固く結びつけられているからだ。

しかも面倒なことに、性別規範は男女非対称にできている。
だから「できる女はモテる」ということにはならない。
本書では、社会的な性別機能の身も蓋もない現実を、透徹した視線で分析。
男女それぞれの生き難さのカラクリを解剖し、社会構造変化の中でそれがどう変わりうるのかを俯瞰する。