社会学専攻

新原ゼミ期末合同報告会のおしらせ

2016年09月22日

新原ゼミ期末合同報告会が下記の日程でおこなわれました。

 

日程  2016年8月2日(火) 14時から16時
場所  3号館 3352教室
内容  学部ゼミ・大学院ゼミ・地域公共ゼミ・国際協力ゼミ・立川プロジェクトなどの活動報告
対象  どなたでもご参加を歓迎します。

 

【新原先生より】(報告会前)
みなさん、こんにちは。新原ゼミは、文学部の学部と大学院のゼミ、FLP「地域・公共マネジメント」と「国際協力」の4ゼミで活動しています。4つのゼミには、中央大学のすべての学部(法、経、商、文、総合政策、理工)から多才な学生が集まり、総勢60名以上で、社会学の理論やフィールドワークの方法を学んでいます。
文学部ゼミは、横浜・大久保・谷中・武蔵野市でフィールドワーク、地域ゼミは、群馬県沼田市での調査の準備、国際ゼミは、台湾調査にむけての準備、大学院ゼミは研究報告を行ってきました。現在は、夏期の石和での合同合宿の準備をしています。これ以外にも、各ゼミの有志で、被災者の方たちが暮らす立川の公営団地での活動(「立川プロジェクト」)を行なったり、様々なかたちのフィールドワーク(一人で海外に出て行ったり、じっくりと一つの場所でボランティアをつづけたり)にチャレンジしています(いま「世界一周」中のゼミ生もいます)。
ここ数年は、学期末ごとに、ふだん別個に活動している各ゼミのメンバーが集まり、しめくくりの合同報告会を行うようになりました。ゼミ生以外の方たちも参加していただければと思い、おしらせします。どなたでもご参加自由です。飛び入り参加を歓迎します! 新原道信拝

 

【新原先生より】(報告会後)

報告会をありがとうございました。ゼミ生有志の提案から始まったこの報告会は、4つのゼミのひとたちが出会いつつ、前期4ヶ月間の学びを総合する試みとなりました。こうした試みのなかで、フィールドワーク力(自分で道を切り開き、周りのひとたちとの間で場を創る力、たったひとりで異境の地に降り立ち異質なひとたちとともに場を創る、"旅"をして出会いともに考える力)を養い、フィールドに出ていくことができます。「単位に直結」ではないことにこれだけ力を注ぐことで、ヨコ軸(他分野)とタテ軸(初年次から大学院)双方の総合(切り結び、出会い、ナナメ軸で創発していく相互的な学び合い)というタテ・ヨコ・ナナメの“想像/創造の力”を獲得できたと思います。このかたちで「ふつう」にやったひとたちは、短期的に速くいこうとする人たちよりも、より遠くまで、そして(結果的には)より早く、自分のなすべきことに到達していくはずです(「後の先」です)。ご尽力に心から感謝します。