ドイツ語文学文化専攻　縄田雄二教授・同ハンス・ヨアヒム・デトレフス教授が共同で編集した英文論文集が出版されました

"Performance Spaces and Stage Technologies: A Comparative Perspective on Theatre History"（『上演空間と舞台テクノロジー　比較演劇史の一視点』と題され、英語で出版されたこの論集は、「学術シンポジウム」という本学の研究予算による共同研究「グローバル文化史の試み」の成果のひとつです。本学の文学部、法学部の教員、他大学の研究者が寄稿しています。
https://www.transcript-publishing.com/978-3-8376-6112-5/
作家、作品、役者、演出などの歴史として演劇史を見る通常のアプローチは採らず、上演空間（例えば円形劇場）と舞台テクノロジー（例えば舞台照明）の観点から世界演劇史のさまざまな局面を分析した、オリジナリティを誇る論集です。芸術、文学、宗教、法律、都市、建築、科学技術などの分野をまたいで論じた先端的な学際性、取り上げた地域や時代の幅の広さ、人文学の成果を日本から英語で発信した発信力にご注目ください。出版社はドイツのトランスクリプト社です。トランスクリプト社の英語出版物のディストリビューションを委託されているコロンビア大学出版局は、トランスクリプト社につき「ドイツ語圏の書籍市場における第一級の学術出版社のひとつ」と述べています（https://cup.columbia.edu/distributed-press/transcript-publishing）