英語文学文化専攻
文学部の庭の萩の花が満開
2024年10月16日

10月半ばとなり、多摩キャンパスは、金木犀と銀木星の香りに包まれています。 3号館自習室の下にある文学部の庭では、萩の花が満開になりました。黄蝶やシジミチョウ、ミツバチが遊びに来ています。
萩は古来、日本で親しまれてきた植物です。たとえば、古今和歌集には、「宮城野の元荒野の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」という詠み人知らずの名歌があります。英文専攻教授の大田美和は、大学生のとき、この古歌に触発されて、「詩集預けまどろむ君の横顔にページは繰らず幾駅を過ぐ」という短歌を作り、朝日新聞「朝日歌壇」に投稿し、入選、掲載されて、歌人として歩み始めました。 この短歌は、歌集『きらい』河出書房新社(1991年)に収録されています(中央大学図書館に収蔵)。
この時期、多摩キャンパスならではの自然を皆さんお楽しみ下さい。