社会・地域貢献

2014

中高生の皆さんへ

中央大学では、中高生を対象に今年もサイエンスセミナーを開催します。
机の上の勉強からちょっと離れて、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?

1.主催 :中央大学理工学部

2.後援 :文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー

3.日時 :2014年8月21日(木)11:00~17:00

4.会場 :中央大学後楽園キャンパス

5.対象 :中高生

6.参加費:無料(昼食付き)

7.スケジュール
・11:00~  受付
・11:30~  開会式
・12:00~  昼食会
・13:00~  実験教室(下表参照)
・16:00~  修了式 Tea Party

本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【実験コース一覧】

A.光の実験室
担当教員 東條 賢
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 空を見上げれば太陽や月、街の中では街灯や信号機、屋内では蛍光灯や液晶テレビそしてレーザーなど、光は身の回りの手に届くところに広く利用されています。最先端の科学技術に幅広く応用されている光ですが、この「光」はどんな性質をもっているのでしょうか。蛍光灯やレーザーを使った簡単な実験をしながら、光の不思議な性質をいっしょに覗いてみたいと思います。
B.水に関する災害と防災を学ぼう!
担当教員 山田 正
対象 中高生
募集定員 15名
実験内容 実験水路(川の大きな模型)と流域の模型を使って、水に関する災害と防災について学びます。実験水路では、東日本大震災で起こった川を津波がのぼる現象(津波の遡上)を見学します。また、流域の模型を使って洪水の再現を行い、参加者には防災対策について考えてもらいます。さらに雨天時には、最新鋭のレーダを使って雨のリアルタイム観測を行ってもらいます。
C.レーザーで3D形状を測定し、製品を3Dプリンターで作ろう!
担当教員 辻 知章
対象 中高生
募集定員 5名
実験内容 近未来のものづくりを体験します。まずは、3Dスキャナーを使い、作りたいものの3D形状を測定します。次に、測定データーを3D-CADで加工し、作りたいものの設計図を作成します。表面にロゴを入れたり、模様を入れたり、動物の形にしたりと、自由自在、自分の作りたいものを設計します。最後に設計図を3Dプリンターや3D切削機に転送し出力します。
D.電子ビームを使って目に見えない世界を見てみよう!
担当教員 松永 真理子
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 人の目はおよそ0.1mmの大きさまでしか見ることが出来ません。そのため、その大きさよりも小さなものの観察には、光や電子の性質を応用した顕微鏡などが使われます。本テーマでは電池を実際に組み立て、その動作を確認します。また、電子ビームを使った顕微鏡を用いて、作製した電池のミクロな世界を覗きます。それを通して電池の基本構造を学びましょう。1mの一億分の一の世界はどうなっているのでしょうか?
E.電子レンジで光る金属錯体をつくってみよう
担当教員 芳賀 正明
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 色素増感太陽電池や携帯電話の有機ELデバイスなどに応用されている発光を示すいくつかの金属錯体を電子レンジを用いて合成する実験を行います。その光る様子を体験しましょう。
F.好きな写真を3D化してみよう
担当教員 髙松 瑞代
対象 高校生のみ
募集定員 8名
実験内容 自分で撮った写真から3D画像を作り、3Dディスプレイ上で立体的に表示してみましょう。写真などの2D画像は、各 (x, y) 座標に対して色を表すRGB値 c を指定した (x, y, c) データから構成されています。このデータに奥行座標 z を指定することで、レンチキュラー方式のディスプレイで3D画像として表示できます。好きな写真を持参すれば、その写真の3D画像を作ることもできます。
G.恐竜時代の植物の組織を観察してみよう
担当教員 西田 治文
対象 中高生
募集定員 10名
実験内容 恐竜の時代には、今と全く異なる植物たちが生育していました。博物館などで見る恐竜時代の景色は、どんな植物があったのかがわからないと描けません。北海道からは約8000万年前のこの時代の植物が、その細胞や組織ごと保存されて産出しています。石の中にある植物をピール法という特殊な方法で薄切りの顕微鏡標本にして観察し、恐竜が生活していた環境を想像してみましょう。
H.デザインワークショップを体験しよう
担当教員 石川 幹子
対象 中高生
募集定員 12名
実験内容 「人間と自然の共生」について身近なスペースを景観的にデザインし、クリエイティヴなプロセスを楽しみます。具体的には、後楽園キャンパスの周辺を対象とし、快適な空間に変身させるには、どのようにしたらよいかを、デザインワークショップ形式で体験します。最後に、皆さんでデザインしたものを模型化する作業を行います。
I.脳はくまなく世界を見ているか
担当教員 檀 一平太
対象 高校生のみ
募集定員 12名
実験内容 私たちは世界をありのままの形で見ていると信じていると思います。でも、そんなことをしていては、脳は視覚処理だけでパンクしてしまうでしょう。実際に脳が行っているのは、限られた視覚情報の中から物事の特徴を捉えて、残りを補間するという省エネ作業です。本テーマでは盲点補間という現象に着目して、実際には見えていないのに脳が勝手に作り上げる虚像を実感していただきます。

【お問い合わせ・お申込み】

お問い合わせ

  1. 中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当 電話:03-3817-1742

お申込み

  1. Webサイト(パソコン)からのお申込み

    下の「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」の文字をクリックしてください。

    本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

    携帯電話からのお申込み

    下のQRコードから申込みサイトにアクセスしてください。
    「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

    QRコード

    スマートフォンからのお申込み

    下のQRコードから申込みサイトにアクセスしてください。
    「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

    QRコード

応募締切

  1. 2014年7月8日(火)

    ※募集定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承願います。
    なお、抽選結果につきましては、当落に関わらず郵送にてご連絡いたします(7月中旬発送予定)。

    ※希望コースは第三希望までお知らせください。
    応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。

    ※参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当(03-3817-1742)までご連絡ください。

    次点の方に参加の確認をさせていただく場合があります。

    ※パソコンあるいは携帯電話、いずれか一方よりご登録ください。同じ方より複数の登録があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目のコースにエントリーされます)。

    ※申込みフォームのメッセージの項目には同伴者についてご記入ください。
    同伴者の方は実験に参加・見学できない場合がございますので、お友達・兄弟・姉妹などで実験参加者として応募したい場合は、それぞれお申し込みください。その際、ご関係をご記入いただければ、抽選時に配慮させていただきます。

【個人情報保護について】

サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。

2014年8月21日(木)に、サイエンスセミナーを実施しました。

イベント概要

主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2014年8月21日(木)11:00~17:00
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料(昼食付き)

11:00~  受付
11:30~  開会式
12:00~  昼食会(学食)
13:00~  実験教室(以下参照)
16:00~  修了式 Tea Party

参加・申し込み状況

ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)今年度もたくさんのお申し込みを頂き、ありがとうございました。

男女内訳 申込者 215(男: 107、女:108)
参加者 66(男:34、女:32)
学年内訳 申込者 高校生:78名<1年:44名、2年:25名、3年:9名>
中学生:137名<1年:48名、2年:55名、3年:34名>
参加者 高校生:30名<1年:15名、2年:13名、3年:2名>
中学生:36名<1年:9名、2年:18名、3年:9名>
地域内訳 申込者 東京:124名、神奈川:37名、埼玉:22名、千葉:24名、茨城:1名、群馬:1名、栃木:2名、その他:4名
参加者 東京:39名、神奈川:10名、埼玉:9名、千葉:6名、群馬:1名、栃木:1名

※参加者については当日の欠席者を除く

コース紹介・実施風景・参加者の声

当日の実施風景や参加者の声を中心に、ご紹介します。

1.開会式

いよいよサイエンスセミナーが始まります。

2.昼食会(学食)

実験前に、同じコースの仲間や実験担当の先生、お手伝いの学生・大学院生たちと、学食で昼食をとり親睦を深めました。

3.実験教室

実験教室の始まりです。コース別に実験を行います。

Aコース「光の実験室」東條 賢

★普段あまり見ることのない種類の光があっておもしろかった。

★身の回りにある光がこんなに奥深いということを初めて知った。

Bコース「水に関する災害と防災を学ぼう!」山田 正

★地下の実験施設が想像以上に大規模で驚いた。

★川の流れが変化する様子を実際に見ることができてとても勉強になった。

Cコース「レーザーで3D形状を測定し、製品を3Dプリンターで作ろう!」辻 知章

★実際に3Dプリンター使ってみることができて楽しかった。

★CADを使って作図を体験できてよかった。またやってみたい。

Dコース「電子ビームを使って目に見えない世界を見てみよう!」松永 真理子

★太陽電池が簡単に作れることを知って驚いた。

★実験中の解説もわかりやすく、おもしろかった。

Eコース「電子レンジで光る金属錯体をつくってみよう」芳賀 正明

★電子レンジを使った実験がおもしろかった。

★化学についていろいろな話を聞くことができた。

Fコース「好きな写真を3D化してみよう」髙松 瑞代

★家のパソコンではできないことを体験できてとても楽しかった。

★3Dの奥行きを考えるのが大変だったが、おもしろかった。

Gコース「恐竜時代の植物の組織を観察してみよう」西田 治文

★いろいろな植物の化石を見ることができておもしろかった。

★今までやったことのない実験ができて楽しかった。

Hコース「デザインワークショップを体験しよう」石川 幹子

★公園の良いところ、悪いところに目をつけるのは初めてだったので新鮮だった。

★自分たちで模型を作るのが楽しかった。

Iコース「脳はくまなく世界を見ているか」檀 一平太

★どのような時にどのように線や色が見えるのかという実験が興味深かった。

★脳は人が生きやすいようにできていることがわかった。

4.修了書の授与Tea Party

実験の成果を称え合い、理工学部長 石井靖より修了書授与が行われました。実験や昼食会を通して参加者の皆さんと学生の皆さんが仲良くなり、チームごとに盛り上がっていました。

★先生やアシスタントの方がとても親切で、楽しく実験ができた。

★学食を体験することができてうれしかった。

★施設がきれいで過ごしやすかった。

★とてもおもしろかった!来年もまた参加したい。

たくさんの方々にご参加頂きありがとうございました。