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ボランティア
センター長からのメッセージ

 本ページにお越しいただき、ありがとうございます。大学におけるボランティアセンターは1995年の阪神・淡路大震災後に、西日本やキリスト教系大学を中心に普及しはじめました。今日では、調査によれば全国の大学の3割弱がボランティアセンターを持っており、東京六大学ボランティアセンター連絡協議会(本学のほか早稲田・法政・明治・立教・慶応義塾が加盟)という組織もあります。そのような中で社会福祉学科を持たない本学は学生課や学生サークルを中心に細々とボランティア需要に対応する時期が続きましたが、東日本大震災が局面を変えました。「理念」のページに書かれている内容は、この困難な現場で学生とともに活動しながら、本学教職員が五感で学んだことばかりです。東北被災地で活躍したボランティア学生たちは大きく成長し、様々な表彰も受けて社会に巣立っていきました。

 このように醸成されつつあったボランティア文化を消滅させるのは大きな損失であるという意識を共有した多くの関係者の尽力によって中央大学ボランティアステーションが2013年4月に設立され、2015年4月からは専従スタッフ(嘱託・パート職員)3名体制となり、各学部教授会から運営委員も出していただいて、本格的なセンターが船出できることになりました。この間お世話になりました学内外の関係者の皆様、そして何よりも学生たちを受け入れて下さっている現場の方々に、改めて深い感謝を申し上げます。センター長として、これまで現場で踏ん張ってくれた卒業生と現役学生、過重業務にひるまず道を切り開いて下さった職員の尽力にも、この場を借りて一言御礼を述べさせて下さい。

 東日本大震災の被災地は、4年経過してもなお多くの困難に直面しています。本ボラセンの原点を忘れず継続的に関係を作っていくとともに、東北で得た防災・減災の学びを東京に還元していくことも本学ボラセンと学生の役割です。もちろん、福祉やまちづくり分野での多摩地域での日常的な活動も大事にしていきます(むしろボラセンスタッフの業務の大部分はこのような地味な地元活動や学生との面談です)。

 ただ、財政的には不安定な状態が続いています。これまでボラセンの活動を資金面でサポートして下さった学員会、信行寺、日本財団学生ボランティアセンター、電通育英会、住友商事をはじめ、支援して下さる方々に深く感謝するとともに、引き続きのご支援を賜れば幸いに存じます。私はよく、ボランティア活動を鉱山に喩えます。鉱山の切羽(掘り出している現場)が注目され分かりやすいイメージを作るのですが、実際の鉱山は切羽以外のところで通気・保安・修理・測量など地味な作業を黙々とこなす人の方が多く、それらの後方支援なしには一日たりとも稼働できないのです。切羽を支える人々に感謝し、結果をきちんとお伝えすること、その大事さも学生たちに日々伝えているところです。

 皆様のご理解・ご支援を切にお願い申しあげます。

2015年5月23日

ボランティアセンター長 中澤秀雄(法学部教授)

ボランティアセンター長 中澤秀雄(法学部教授)