保健センター

風しん(三日ばしか)

症状等について

  1. 風疹ウイルスによって、飛沫・接触感染することで発症します。
  2. 発熱とともに紅く、小さく、皮膚の表面よりやや隆起した発疹が全身に出現し、麻疹より淡く一般に融合せず、3日程度で消失します。
  3. 発熱は麻疹のように高熱が続くことは少なく、微熱程度で終わることもあります。
  4. 発疹の出現する数日前より耳の後ろや頚部あるいは後頭下部のリンパ節の腫れが3~6週間くらい持続します。

潜伏期間と感染期間について

  1. 感染から発症までの期間は2~3週であり、感染力が比較的弱いため感染しても症状が出ない場合も(約15%)あります。
  2. 発疹出現の2~3日前から発疹が出たあとの5日くらいまでの期間感染力がありますが、解熱すると排泄されるウイルス量は激減し、急速に感染力は消失します。

治療等について

  1. 特効薬はありません。消炎鎮痛剤、解熱剤など症状に合わせた治療になります。
  2. 学校保健安全法では、第2種感染症に指定されており、学校医その他の医師において感染の恐れがないと認められるまで出校停止となっています。

予防方法について

  1. 飛沫・接触感染しますので、手洗いとうがいの励行、及びマスクの着用を心掛けてください。
  2. 羅患歴がない者やワクチン接種をしていない者、抗体価陰性者は、風疹ワクチンの接種をすることで予防できます。
    成人が感染すると重症化しやすいといわれていますので、感染予防に努めましょう。