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総長・学長挨拶

創造的批判精神に基づく実学教育の伝統

中央大学は、1885 年に英吉利法律学校として創立されました。創立に携わった若き法律家18 人は、当時国内で主流だったフランス法ではなく、実社会と密接に結びついたイギリス流の経験主義、合理主義を基礎とした法律を学ぶことこそが、わが国の司法制度の確立と近代化を達成するために必要であるとの考えに立ち、「實地應用ノ素ヲ養フ」を建学の精神に掲げ、本学を創設しました。時代におもねることのない創造的批判精神に基づく実学教育は、本学のゆるぎない伝統となり、本学はこれによってわが国大学界のリード役となり、その社会的使命を果たして参りました。

現在、時代の要請に応え、実地応用の精神で人材を育成する校風は「行動する知性。- Knowledge into Action -」というユニバーティメッセージに受け継がれ実践されています。

本学は、司法試験、公認会計士、国会公務員試験総合職などの難関国家試験で高い合格実績を上げており、「実学の中央」として盤石の地位を築いていますが、国際社会の第一線で活躍するプロフェッショナルの育成を目的に世界で通用する実学を身に付けるべく、協定校の拡充にも力を入れています。本学は世界35 の国と地域、180 大学・研究所と世界に広がるネットワークを持ち、国際連携推進の重点となる地域・国を「環太平洋地域」として、組織体制、教育基盤および国内外のネットワークの整備に注力しています。これに基づき、海外拠点としてハワイ大学マノア校の「中央大学パシフィック・オフィス」、ASEAN 地域の中心に位置するタイのタマサート大学の「中央大学・タマサート大学コラボレーションセンター」、そして本学3 番目の海外拠点を中国の上海理工大学に「中央大学上海オフィス」を設置し、海外研究拠点の設置なども着々と進めています。現在、本学は多様な交流と知見の共有を図っており、拠点を開設することで、よりいっそう、教育・研究・社会貢献活動を活発に展開しています。

このような研究教育をめぐる施設整備も制度の再設計も、学生と教職員だけでなく、本学の卒業生や在学生のご父母とのつながり、多くの皆さまのご理解とご協力なしには推進することはできません。私は、これまでの良き伝統を守りつつ「オール中央」の体制を再構築し、新たな世紀において、創造的批判精神に基づく実学教育の伝統を継承し、いっそうの発展を目指して努力して参りたいと思います。

学長 酒井 正三郎