国際連携・留学

短期留学体験記 慶熙大学/韓国

研修校の特徴

◎国際教育院のサマーコースでの3週間の語学研修

◎午前中は語学クラス、午後はオプションで文化体験

◎現地学生との交流を図るトウミ制度がある

参加学生からの声

  • 授業は9時から午後1時まであり、文法、聞き取り、会話練習などを行った。また、午後の授業として文化特講・現地学習があり、韓国の文化や観光地に触れることができた。
  • スピーキングの授業のおかげで、日常的な会話を実際に使えるようになった。机だけで勉強していても、韓国語を話す練習をしていなければ使うことができないと実感したので、これからも続けていきたいと思った。
  • 日本での大学生活は、授業に行ってアルバイトをするという毎日同じことの繰り返しだったが、留学生活では授業が終わると毎日いろいろな場所に行き文化や食べ物など常に新しいものに触れ、とても新鮮な日々を送ることができた。

留学体験記

2024年度

学部・学科 文学部 人文社会学科 国文学専攻
氏名 清水 萌花
留学時の学年 2年生
なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
初めは、友達から短期留学の話を聞き、興味本位で調べてみましたが、海外に行ったことのない私にとって、異国の地での留学は生活面でも費用の面でも不安がありました。しかし、この先就活などで留学をする時間がとれない、大きな挑戦をしてみたい、視野を広げたい、奨学金で費用の負担も軽減できる、留学先でも知り合いがいる(中大生が多くいる)などの理由で、短期の留学を決意しました。
留学先を選んだ理由は何ですか?
幼い頃から韓国ドラマが好きで、韓国語や韓国の文化に興味がありました。しかし、文学部では韓国語が抽選科目であり、学ぶ機会がなかったため、思い切って韓国に行って学ぼうと思い、今回の留学を決めました。キョンヒ大学に決めた理由としては、ソウルに位置しているため、休日に観光がしやすい点、壇国大学より研修期間がより長い点が挙げられます。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
韓国語を勉強したことのなかった私は4月から独学で勉強を始めました。4月以前の私の韓国語能力はほとんどなく、ハングルは読めないが、簡単な単語を聞いて意味が理解できる程度でした。まずは、ハングルの勉強から始め、毎日単語をインプットし、次第にTOPIK初級の過去問を解きながらアウトプットを行っていきました。渡韓前(7月の時点)では、初級の問題が6~7割ほどわかる状態でした。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
・授業内容、クラス・授業の雰囲気、現地担当教員について、宿題や課題について等
初日にクラス分けテスト(スピーキングテスト)を行い、それ以降は自分のレベルにあったクラスで授業を受けました。また、計4回の文化授業(歌、ドラマ、遊び、カリグラフィー)に加え、現地学習として博物館、講演会、ロッテワールドへ行きました。先生方はとてもフレンドリーで、授業はすべて韓国語で行われましたが、とてもわかりやすかったです。先生の話している意味が分からないとしても、先生はより分かりやすい韓国語やジェスチャーを用いて話してくれるため、授業についていけない人はいませんでした。また、ペアワークが多いため、クラスの人と仲良くなりやすく、現地学習なども一緒に回りました。
滞在先はどうでしたか?
・楽しかったこと、大変だったこと、印象に残っていること、心掛けていたこと等
今回はホテル滞在でした。研修先での友人たちは、コシウォンと呼ばれる施設や大学の寮に滞在していましたが、エアコンや洗濯機が動かないなどのトラブルが多い印象を受けました。それに比べると滞在がホテルであった点はよかったです。メリットとして、毎日清掃が入り、朝食がある点、近くにロッテマートや飲食店、ダイソーがあり、交通の便もよかった点です。デメリットとしては、洗濯機は洗濯、乾燥合わせて4台しかないため争奪戦であり、洗濯が終わる前でも自分の洗濯物を出されてしまいます。ホテルの朝食は白米、パン、ゆで卵、シリアル、バナナなどと毎日決まっているため、ロッテマートでヨーグルトや海苔を買い、一緒に食べました。また、みそ汁やふりかけを持っていくことをおすすめします。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
私は活動的ではないので、放課後はゆっくり過ごし、主に週末に観光地へ出かけましたが、十分に観光はできました。(週末だけでなく、平日の授業後に遊びに行く人が多いです。)放課後は、大学周辺でご飯を食べたり、オリーブヤングに寄ったり、ロッテマートで買い物をしました。同室の子が元々同じ学部の友人であったため、夜ご飯は大体部屋で一緒に食べました。ホテルの近くに1.25ℓのジュースをサービスしてくれるおいしいチキン屋があり、思い出の味です。部屋にはテレビがあり、音楽番組や韓国ドラマを観ながらご飯を食べていました。寝る前は、授業の予習や日記を書きました。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
学習面では、常に韓国語を話す環境に置かれることで、人は大きく飛躍できることを知りました。韓国にいると、毎日がインプット、アウトプットの繰り返しでした。それを踏まえ、今後は少しでも声に出して話してみる、覚えた文法、単語を自分で応用していこうと思いました。生活面では、カルチャーショックを楽しむことが大事だと思いました。留学初日はカルチャーショックによって、日本に帰りたい気持ちが強かったですが、次第にその違いが面白いと思えるようになりました。また、私は大学で留学生の授業サポートを行っているため、自身のこの経験を通じて、中央大の留学生への接し方を考え直すきっかけとなりました。異国の地で生活を送る留学生に、困っていたら手を差し伸べてあげられる人になりたいです。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
留学を考えるにあたり、不安はたくさんあると思います。韓国語がそれほどできなかった私は、たくさんの不安を抱えていましたが、それ以上に得るものが多く、短い期間で大きく成長できました。今思うと思い切った決断でしたが、すべてがいい経験となりました。今回の留学を通じて実感した大きな変化は、視野が広がった点です。ぜひ、少しでも興味があれば、世界に視野を広げ将来を考える一つのきっかけとして短期留学に参加してもらいたいです。この体験記を読み、誰かの留学の後押しになれていたらうれしいです!

2019年度

学部・学科 経済学部 経済学科
氏名 山崎 祐美
留学時の学年 2年生
なぜ短期留学プログラムに参加しようと思ったのですか?
経済学部履修要項の冊子を観て、このプログラムを知りました。中でも夏季休暇を利用しながら、単位も取得できる点に魅力を感じ参加しました。
慶熙大学を選んだ理由は何ですか?
高校時代から韓国留学をしたいという思いがあったため選択しました。中でも慶熙大学は9 月~ということもあり、しっかりと前期の期末テストを受けて留学の準備をする期間があると思い、選びました。また中央大学に在学する韓国留学生に、留学するならどこの大学が良いのかアドバイスを頂き、それも参考にしました。
留学するにあたって、事前に準備したことや心掛けたことは何ですか?
留学の前後でどのくらい成長したかわかるように、事前に韓国語の検定をいくつか受けました。
現地研修では、どんな授業が行われましたか?
留学初日にテストを受け、その結果の上でクラス分けがされます。そのランクに合った授業が行われ、週に一回文化に触れる授業もあります。宿題や課題は1 日1 時間程度で終わる量が出されますが、短期留学なので、自主勉強も必ず行うことをお勧めします。現地担当職員の方は、皆優しいです。また慶熙大学では、現地の大学生と交流する機会もあります。
滞在先はどうでしたか?
毎朝早くて眠いときもありましたが、充実した毎日を送っていました。大学生時代の夏休みで一番楽しかったです。寮での生活は楽しかったのですが、ゴミ箱やなべ、トイレットペーパー等生活に必要なものが全くなかったのでそれが苦労しました。
現地研修以外の時間(放課後、休日など)はどのように過ごしていましたか?
放課後は主に、クラスメイトの子や中央大学の学生の子とカフェやショッピングに行っていました。また私の好きなアーティストが音楽番組に出るということで、音楽番組鑑賞をしに行くこともありました。現地の大学生と仲良くなり、漢江にいってピクニックしました。最後はお別れ会をしてくれて、手紙を渡し合ったりして今でも忘れられない大切な思い出です。
今回の留学を通して得たこと・学んだことは何ですか?またそれを今後どのように活かしていきたいですか?
短期留学を通して、「韓国語しか通じない」という環境に身を置くことで語学力の向上に繋がると学びました。実際日本に帰ってきて、韓国語の検定を受けた際、4 級から3 級にすることができました。社会人になっても、成長するためにチャレンジする精神を忘れず、何事にも全力で取り組んでいきたいと考えています。
短期留学に参加を検討している皆さんへのアドバイスや伝えたいことは何ですか?
もし悩んでいるのなら、ぜひその足を止めずに思いきって挑戦してみてください!私は仲の良い友人と参加したわけではなく、自分一人でこのプログラムに参加しました。不安なこともありましたが、すぐ頼れる環境がないからこそ自己解決能力を養えることができたと考えています。また積極的に話しかけ、多国籍の友人もたくさんできました。これは学生だからこそできる経験だと思います。