社会・地域貢献

2012

中高生の皆さんへ

中央大学では、中高生を対象に今年もサイエンスセミナーを開催します。
机の上の勉強からちょっと離れて、最先端のサイエンスやテクノロジーを体験してみませんか?

1.主催 :中央大学理工学部

2.後援 :文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー

3.日時 :2012年8月23日(木)11:30~17:00

4.会場 :中央大学後楽園キャンパス

5.対象 :中高生

6.参加費:無料(昼食付き)

7.スケジュール
11:30~  受付(3号館10階会議室)
11:45~  開会式
12:00~  昼食会
13:00~  実験教室(下表参照)
16:00~  修了式 Tea Party

本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

【実験コース一覧】

A.バクテリア・コロニーのパターン形成
担当教員 脇田 順一 准教授
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 寒天培地上に少量のバクテリアを接種して培養すると、増殖によって目に見える大きさの集団(コロニー)へと成長します。ここでは、環境条件を変えることによってコロニー・パターンがどのように変化するかを観察し、パターンの中に潜む規則性を探します。そして、バクテリア・コロニーを例にフラクタル的な見方を紹介します。
B.液状化を実際に見てみよう
担当教員 國生 剛治 教授
対象 中高生
募集定員 6名
実験内容 地震が起こす現象の一つに「液状化」というものがあります。自分たちの足元(地盤)が液体のようになってしまうという「液状化」が、一体どういう現象なのかを、ミニチュアのビルや車を実際の町に見立て地下にある実験装置(振動台)を使って、液化現象を実際に目の前で見て体験し、学んでもらおうと思います。
C.CAD - コンピュータで機械を設計
担当教員 平岡 弘之 教授
対象 中高生
募集定員 10名
実験内容 コンピュータで機械を設計してみましょう。近年、製品の設計は台の上で図面を引く仕事から、コンピュータ上に立体的な形を作る仕事に変化しています。さらに、その製品に力をかけるとどうなるかや、金属をドリルで削って製品を得ることがうまくできるかどうかもコンピュータの上で確認できます。高度な機械設計ソフトを使って設計作業を体験しましょう。
D.3D自由視点映像を作ろう
担当教員 久保田 彰 准教授
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 動いている電車の窓から外の風景をビデオに撮ったとしよう。そのビデオを再生すると、電車の動きとともに刻々と変化する風景を観賞できますね。でも、それは撮影した位置からの風景でしかありません。ビデオデータを画像処理して、鳥に乗って風景を眺めるような自由視点映像を3Dで作成します。
E.色素の分離と有機太陽電池
担当教員 山下 誠 准教授
対象 高校生のみ
募集定員 8名
実験内容 有機化合物を使った太陽電池は大量生産可能・軽量などの特長があるため、次世代の発電装置として期待され、世界中で研究が行われています。今回はその中でも簡単に作ることができる色素増感型太陽電池の作成を体験します。また、これら色素は人工合成で作られますが、その過程で色素を分離するためのクロマトグラフィーという技術に関しても体験します。
F.人間工学シミュレーション
担当教員 坂根 茂幸 教授
対象 中高生
募集定員 12名
実験内容 経営システム工学実験A(2年生が履修)の中で実際にやっている1回分の実験(人間工学シミュレーション)を体験してもらいます.具体的には,床に置いた箱を持ち上げる動作のアニメーションを作成し,持ち上げる人(モデル)の腰部に加わる力学的な負荷を測定します.(パソコンのキーボード・マウスの操作ができる人を対象とします。)
G.藻類の色素を調べる
担当教員 小池 裕幸 教授
対象 中高生
募集定員 8名
実験内容 川や海には様々な「藻」の仲間が生えています。身近なところではクロレラやイカダモが池や河にいます。また、海にはコンブ、ワカメ、アオノリといった、食べられる海藻も沢山生えています。
これらは皆光合成をして生きていますが、色は緑色とは限りません。これは、緑色のクロロフィルの他に色の付いたタンパク質も光合成に使っているからです。身近にいる色々な光合成生物はどのような色素を持っているのか様々な方法を使って調べてみましょう。

【お問い合わせ・お申込み】

お問い合わせ

中央大学理工学部事務室 サイエンスセミナー担当 電話:03-3817-1742

お申込み

  1. Webサイト(パソコン)からのお申込み

    下の「★Webサイトからのお申込みはこちらから★」の文字をクリックしてください。
    (受付は5月9日(水)10:00から開始)

    携帯電話からのお申込み

    下のQRコードから申込みサイトにアクセスしてください。
    「サイエンスセミナー申込みフォーム」が起動しますので、必要事項を入力して送信してください。

    QRコード

    本年度の申込みは終了致しました。たくさんのご応募ありがとうございました。

応募締切

  1. 2012年7月11日(水)

    ※募集定員を超えた場合は抽選とさせていただきますので、予めご了承願います。
    なお、抽選結果につきましては、当落に関わらず郵送にてご連絡いたします(7月13日(金)発送予定)。

    ※希望コースは第三希望までお知らせください。
    応募状況によりご希望に添えない場合がありますので、予めご了承願います。

    ※参加が決定した方(当選した方)で、やむを得ない事情により参加をキャンセルする場合、必ず理工学部事務室サイエンスセミナー担当(03-3817-1742)までご連絡ください。
    次点の方に参加の確認をさせていただく場合があります。

    ※パソコンあるいは携帯電話、いずれか一方よりご登録ください。
    同じ方より複数の登録があった場合、最初の1件以外は全て無効とさせていただきます(最初の1件目のコースにエントリーされます)。

    ※申込みフォームのメッセージの項目には同伴者についてご記入ください。
    同伴者の方は実験に参加・見学できない場合がございますので、お友達・兄弟・姉妹などで実験参加者として応募したい場合は、それぞれお申し込みください。その際、ご関係をご記入いただければ、抽選時に配慮させていただきます。

【個人情報保護について】

サイエンスセミナー参加申込みにあたってお知らせいただいた住所、氏名、その他の個人情報(以下「個人情報」といいます)は、参加通知の発送、その他中央大学からのお知らせ、統計的集計を行うためにのみ利用させていただきます。個人情報の取り扱いにつきましては、中央大学個人情報保護方針に則り厳重に管理し、第三者への提供は行いません。

2012年8月23日(木)に、サイエンスセミナーを実施しました。

イベント概要

主催:中央大学理工学部
後援:文京区、文京区教育委員会、公益財団法人 文京アカデミー
日時:2012年8月23日(木)11:30~17:00
会場:中央大学後楽園キャンパス
対象:中高生
参加費:無料(昼食付き)

スケジュール
11:30~  受付
11:45~  開会式
12:00~  昼食会
13:00~  実験教室(以下参照)
16:00~  修了式 Tea Party

参加・申し込み状況

ご好評により、毎年多くの方にお申込みおよびご参加いただいております。(応募者多数のため、参加者は抽選のうえ決定しております。)
今年度も定員の3倍以上の方にお申し込み頂き、ありがとうございました。

男女内訳 申込者 180(男:74、女:106)
参加者 53(男:26、女:27)
学年内訳 申込者 高校生:82名<1年:42名、2年:31名、3年:9名>
中学生:98名<1年:32名、2年:39名、3年:27名>
参加者 高校生:27名<1年:9名、2年:17名、3年:1名>
中学生:26名<1年:7名、2年:7名、3年:12名>
地域内訳 申込者 東京:100名、神奈川:26名、埼玉:31名、千葉:21名、茨城:1名、岐阜:1名
参加者 東京:26名、神奈川:6名、埼玉:9名、千葉:12名

※参加者については当日の欠席者を除く

コース紹介・実施風景・参加者の声

当日の実施風景や参加者の声を中心に、ご紹介します!!

開会式

いよいよサイエンスセミナーが始まります。

昼食会

実験前に、同じコースの仲間や実験担当の先生、お手伝いの学生・大学院生たちと、昼食をとり親睦を深めました。

実験教室

実験教室の始まりです。コース別に様々な教室、実験室などで実施されます。

Aコース「バクテリア・コロニーのパターン形成」(脇田 順一 准教授)

  • ・初めて菌を顕微鏡で見てわくわくしました。とても楽しかったです。
  • ・フラクタルとモアレ干渉の部分が特におもしろかったです。もっと勉強したいと思いました。

Bコース「液状化を実際に見てみよう」(國生 剛治 教授)

  • ・液状化のメカニズムについてよく理解することができました。
  • ・震災について改めて考えさせられました。

Cコース「CAD - コンピュータで機械を設計」(平岡 弘之 教授)

  • ・身近にある椅子などが、その設計で壊れないか応用解析が行われていることに驚きました。
  • ・普段使えないようなソフトを使えることができて、とても楽しかったです。

Dコース「3D自由視点映像を作ろう」(久保田 彰 准教授)

  • ・撮った写真で3D画像がつくれるのが興味深かったです。
  • ・最新技術の研究成果がわかり、とても楽しかったです。

Eコース「色素の分離と有機太陽電池」(山下 誠 准教授)

  • ・自分で作成した太陽電池でオルゴールを鳴った時は感動した!
  • ・大学ではいろいろな技術を開発している楽しそうなところというイメージを持ちました。

Fコース「人間工学シミュレーション」(坂根 茂幸 教授)

  • ・ソフトの使い方は難しかったが、人間の動きを自由に表現できて面白かった。
  • ・中学の授業とは違うなと思いました。

Gコース「光合成生物の色素を調べる」(小池 裕幸 教授)

  • ・学校では使えない器具を使って、色素を出したりしたので、とても楽しかったです。
  • ・藻の元の色を知ることができた。

修了書の授与(石井 洋一 理工学部長)、Tea Party

実験の成果を称え合い、修了書授与が行われました。
実験や昼食会を通して参加者の皆さんと学生の皆さんが仲良くなり、チームごとにとても盛り上がっていました。

  • ・なかなか大学に入る機会もないので、このような形で体験することができて嬉しかった。
  • ・学校では経験できないことができたので、参加できてよかった。
  • ・先生やアシスタントの方々も話しやすくて、とても楽しい時間を過ごせました。
  • ・楽しかった!サイエンスセミナーを年6回くらい実施してほしい!

※2013年度中央大学サイエンスセミナーは、2013年5月頃より募集開始予定です。