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博士学位取得者による講演会および交流会「学際・キャリアフォーラム」を開催しました。

2025年08月04日

7月19日(土)に後楽園キャンパスにおいて、博士学位取得者による講演会および交流会「学際・キャリアフォーラム」を開催しました。

 

このイベントは、「イノベーションの展開に貢献する人材養成の博士後期課程プログラム(D-CPRA)」(注)を構成するコンテンツの一つであり、本学で博士学位を取得し、活躍されている修了生をお招きし、ご自身の専門分野およびキャリアに関する講演会およびD-CPRA支援学生(博士後期課程在学生)との交流会を開催するものです。

 

今回は、2010年度に本学文学研究科心理学専攻で博士学位を取得し、地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センターの東京都健康長寿医療センター研究所「社会参加とヘルシーエイジング研究チーム」研究副部長(テーマリーダー)を務める、鈴木宏幸氏にご登壇いただきました。

 

講演会では、現在の業務内容を始め大学院生時代のキャリア意識などを振り返り、これから研究者に限らず様々な進路の可能性のある大学院生に向けたメッセージを込めてお話しいただきました。

 

また講演後は、D-CPRAプログラム支援学生19名による自身の研究内容紹介をおこない、鈴木氏からアドバイスをいただく交流会もおこないました。

 

鈴木氏の研究する「高齢期における認知機能低下の早期発見とその対応」のような、超高齢化社会における健康長寿という研究テーマは、単一の専門性のみではなく、社会・経済・政治・法や、理工学を含めた、さまざまな学問分野が関係し、課題の解決には、多角的なアプローチが必要となります。

 

このため、講演後の質疑や交流会では、文系・理系問わず、さまざまな切り口からの質問や意見が活発に交わされ、本プログラムが目指す、文理の垣根を超えた学術的な刺激を与え合える、貴重な場となりました。

 

(注)D-CPRAは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が大学院博士後期課程学生を支援する事業「次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)」に本学が採択され、選抜された19名の支援学生を対象に、経済支援に加えて、今回のイベント等を通じた「キャリアパス開発」や「トランスファラブル(応用可能)スキルの習得」、「海外留学・海外派遣研修」、「インターンシップ」などによってキャリア支援をおこなうプログラムです。

詳細はこちら

D-CPRAに関する過去のニュース(中間報告会)
https://www.chuo-u.ac.jp/academics/graduateschool/news/2024/11/76855/
(ワークショップ&研究発表会)
https://www.chuo-u.ac.jp/news/2025/04/79640/