国際連携・留学

ドイツ ベルリン自由大学

学部学科文学部ドイツ語文学文化専攻
氏名小関そな美
留学開始時の学年3年次
留学期間2022年10月~2023年7月

留学を志した理由

実を言うと、私はずっと前から留学に行きたかったわけではなく、留学をはっきりと決意したのは募集締め切り3日前でした。学業的な面でも費用的な面でも気持ち的な面でも何となくハードルが高く感じていたからか、ずっと憧れてはいたけど、何となく踏み出せないでいました。そんな私の背中を押してくれたのは同志の留学を目指す友人、留学中の先輩、中央大学に通っている留学生でした。友人が留学に向けて努力している姿に刺激を受け、先輩の話を聞いて留学への憧れが高まり、留学生にはとりあえず申し込むべきだと説得してもらい、周りの人たちのおかげもあって留学に至りました。今振り返ってみると、あの時一歩踏み出してみて本当に良かったと感じています。留学を経験し、マイノリティとして生活する経験は、私を精神的に大きく成長させてくれました。もし、留学に迷われている方がいれば、手続きや経済的支援が多い学生のうちに是非挑戦してみて欲しいです!

現地の授業について

専攻科目である「Drama und Theater in Frühen Neuzeit」にて演劇史を古代から現代まで教わりました。劇場建築から作家、鑑賞文化など様々な観点から時代の変化を知ることができる授業でした。講義形式のため緊迫感なく受けらましたが、その分多くのドイツ語を理解する必要があるため、難しく感じることも多々ありました。私は講義を録音し、週末に聞き返すことで何とか理解するようにしていました。後期に受講した「Applied Theatre」も講義形式の専攻科目でした。この授業は応用演劇論にフォーカスを当てた内容でした。前期よりも小さな、Theater専門の棟の講義室で行われたため、生徒と教授の距離が近く、質問が度々飛び交うこともありました。初めて習う内容だったため理解することに苦労しましたが、日本語の文献も読み、多方面から知識をつけることで、授業についていけるようにしていました。これら二つの授業に加えて実際に劇場で鑑賞することで、座学にとどまらず、日常から演劇に触れることができました。