国際連携・留学

デンマーク コペンハーゲン大学

学部学科 理工学部物理学科
氏名 井關 聖音
留学開始時の学年 3年次
留学期間 2022年9月~2023年2月

留学を志した理由

私は2022年の8月から2023年の2月までの約半年間、デンマークのコペンハーゲン大学に交換留学していました。
留学を志した理由として、小さい頃から海外旅行に行っていた影響で異文化や海外で暮らす事に興味がありました。また、昔から英語は好きな方で、大学入学後も何か英語を使ってできないかなと考えていました。しかし、私の印象では、理系で長期留学に行っている人が少なくカリキュラム上必修教科が多いので、留学に行くのが難しいというイメージがあり、本当に留学が可能なのかと考える時期もありましたが、大学で物理学を学んでいくうちに、様々な環境で勉強をし、英語で物理の授業を受けてみたいという気持ちがだんだんと強くなっていきました。そして周りの方の支えのおかげで、履修計画がうまくいったので、交換留学へ応募しました。
また、留学先を選ぶ時に、物理学で有名なニールスボーア研究所で学びたかったこと、デンマークの文化を体験してみたかった事、EU内である事を活かして、様々な国に行きたかった事から、デンマークへの留学を決めました。

現地の授業について

私は、2023年2月までの約半年間、デンマークのコペンハーゲン大学に交換留学しました。
私は大学で物理学を専攻しており、好きな教科である英語と物理学を組み合わせて勉強したいと思い留学を決めました。留学先のコペンハーゲン大では、物理学で有名なニールスボーア研究所で解析力学と氷河の物理学を、また副専攻として人文学部でアカデミックライティングを学びました。その中で特に印象的だった、氷河の物理学の授業について紹介したいと思います。この授業は、物理学を通して仲良くなった友人からデンマークは氷河の研究であることを教えてもらったことがきっかけで、履修を決めました。
日本の物理学科ではあまりなじみがない分野でしたが、デンマークはグリーンランドにおける氷河研究で最先端の国であり、貴重な環境の中で学ぶことができました。授業では、実際にグリーンランドの氷河から採取した氷のデータを分析して、過去の気象を推測する方法を学びました。
先生が実際に氷河を採取する様子がわかる写真を見せてくれたり、デンマークの地形と氷河の関連性を教えてくれたりしたこともあり、有意義な授業でした。留学に行ったばかりの頃は、正直なところ、英語、授業内容ともにレベルが高く、初めて英語で授業を受けた時は、絶望感を覚えましたが、物理を学ぶ中でできたつながりや一つの授業にじっくりと向き合える時間割のおかげで、だんだんと授業について行くことができました。
また授業以外でも、デンマークのゆっくりとした生活の中で、友人と遊んだり、旅行に行く時間もあり、コペン大には言語交換や異文化交流できる機会が多くあったので、楽しく文化に触れたり、言語の勉強もでき、半年間でたくさんのことを学びました。

CERN(欧州合同原子核研究機関)での一枚

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Nyhavn

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友人とAmagerでハイキング

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