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第3回日越学長会議に加藤俊一副学長、白井宏理工学部教授が出席しました

2015年10月28日

 日本とベトナムの主要な大学の学長等が出席する日越学長会議が9月28日・29日にかけてベトナム国ダナン市で開催され、本学代表として、加藤俊一 副学長と白井宏 理工学部教授が出席しました。

 この日越学長会議は、2009年にハノイ市で第1回が、2012年に京都市で第2回が開催されており、今回の第3回は、ベトナム教育訓練省(MOET)からホスト校に任命されたダナン大学・日本側幹事校である京都大学の共同開催として、文部科学省の後援のもとで行われました。会議には、日本から28の大学・文部科学省・在ベトナム日本大使館・日本学術振興会・国際協力機構・国立大学協会の代表が、またベトナムからは44の大学・ベトナム教育訓練省の代表が出席し、約200人がダナンシティホールに集まりました。

 今回の会議は「両国の未来を担う人材の育成(Cultivating Human Resources for the Future of Vietnam and Japan)」をメインテーマとし、大学間の学術交流の推進や、留学生の交換の増大に関する話題が扱われました。

 第1日目は、会議主催校であるダナン大学のTran Van Nam学長、日本側幹事校である京都大学の山極壽一総長の挨拶で始まり、両国の政府の関係者からの挨拶、基調講演が行われました。午後に行われた分科会のパネル討論会「共同研究と研究成果の社会実装(Research Collaboration and Utilizing Research Outcomes for the Benefit of Society)」において、本学の加藤副学長は、ベトナムCan Tho大学Ha Van Toan学長とともに座長を務めました。分科会では、各大学で行われている研究成果の技術移転の現状や産業界との研究技術交流についての紹介が行われ、話題の共有・議論がなされました。また、夕方に行われたレセプションでは、打ち解けた雰囲気の中、両国関係者が交流しました。第2日目には総括討論が行われ、今後も両国間の教育・研究協定の推進を約束し、盛会のうちに閉会となりました。なお次回の日越学長会議は2017年に日本で行われる予定です。

 あわせて、今回の会議開催期間中には、本学と交流協定を結んでいるフエ大学、ハノイ科学技術大学、ハノイ国民経済大学や他大学の関係者と話をする機会にも恵まれ、今後の交流促進や協定の締結に向けて有意義な時間となりました。現在中央大学は、ベトナムの主要な大学7校と交流協定を結んでおり、ベトナムからは、中国・韓国・台湾・マレーシアにつぐ12名の留学生が本学で勉強しています。今回の日越学長会議での交流により、ベトナムとの学術研究交流のさらなる活発化と、相互の留学生交換が更に増えることが期待されます。

ダナン大学ホームページhttp://www.udn.vn/en_posts/view/154