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教育改革の取り組み(COE/GP関連)
産学連携教育による女性研究者・技術者育成

1.「現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)」とは

「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」は、各種審議会からの提言等、社会的要請の強い政策課題に対応したテーマ設定を行い、各大学等から申請された取組の中から特に優れた教育プロジェクト(取組)を選定し、財政支援を行うことで高等教育の更なる活性化が促進されることを目的としています。なお、「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」が、大学教育の改善に資する種々の取組のうち、今日まで継続的に実施し実績を挙げている取組を対象としているのに対し、 「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」は、各大学等がテーマの趣旨・目的に即して確実な計画のもとに新たな大学教育改革を図ろうとしているもので、我が国の大学教育改革に資する取組を対象としています。

2.平成18年度に選考されたプログラム

(取組名称)

「産学連携教育による女性研究者・技術者育成」(理工系女子学生のための産業キャリア教育プログラム)

(取組の概要)

男女共同参画を支え、将来のリーダーとなりうる優秀な女性研究者・技術者に求められる資質は、科学技術の基礎知識から産業分野への柔軟な応用能力までを身に付け、女性の視点を生かした研究開発を推進し、また、出産・育児などによる仕事の中断と復帰も見据えた専門家のライフステージを形成出来る能力を有することであります。 本取組では、このような資質を涵養するため、産業・科学技術の基礎から応用力までを養成する実学教育と、高度な専門家としてのライフステージとキャリアパスを理解させるキャリア教育を有機的に融合させた女子学生のための産業キャリア教育プログラム(産学連携教育)を、産業界と本学が共同して開発・実施します。これにより、本取組を修了した女子学生が産業界における新たなロールモデルとして優れた女性研究者・技術者層の量的・質的向上に資すると共に、知的創造立国の活性化と男女共同参画の推進に寄与することを志向するものです。

(選定理由)

男女共同参加社会を実現するために、女性研究者・技術者教育を確立し、優秀な人材を輩出することを明確に提示し、女子学生に対する教育、目標を提案しており、女性のキャリア構築の障害となっている問題を的確に捉え、女子学生に対する研究者・技術者への志向と素養を滋養するための、正課、正課外教育カリキュラム、教育方法、フォローアップ方法等に創意工夫が凝らされています。それを推進する組織体制を整備し、継続的に施策を充実させる取組が考慮され、きめ細かい指導方法および情報発信など多面的な努力も行っており、また、より高度な専門性の基礎知識および応用力を習得し、キャリアパスに深い理解を示した女子学生を輩出することの意義、取組を全学的に共有しています。

実施評価においては、第三者を含む評価検証機関を組織化し客観的な評価体制を整備するとともに、女子学生に対するニーズの抽出、満足度、成果、興味などをアンケート、満足度調査、ヒヤリング調査等を実施し、メンタル的な要素も加味した取組は意義深いものとなっています。企業における女性活用問題は非常に大きな課題であり、女性研究者・技術者が企業内で活躍しているというロールモデルを作ろうとする試みを、企業との連携の中で推進することは今後ますます重要性を増すものといえます。

課題としては、全学的な就職支援体制とのリンク、男子学生に対する教育との関係をもう少し検討する必要があり、また、本取組が、初等中等教育における理科離れの克服に資するかどうかについては、やや疑問が残ります。また、取組の中で、学校種を超えた方向性が示されることを期待します。