AI・データサイエンスセンター

【開催報告】2025年第7回イブニングセミナー

2025年11月12日

エヌビディア合同会社 廣岡 信行氏

2025年11月5日(水)、後楽園キャンパス産学官連携・社会共創フロア(3号館14階)にて、エヌビディア合同会社より廣岡信行氏を講師に迎え「生成AIからAgentic AI、そしてPhysical AIへ」と題して講演を行いました。

廣岡氏はこれまで富士ゼロックスでのシミュレーション研究やデータサイエンスに携わり、現在はエヌビディア合同会社にて高等教育機関や研究機関向けのAI活用支援を担当されています。

講演では、1950年代から現在に至るAI技術の発展を振り返り、第3次AIブームを経て急速に進化したAIの特徴や仕組みを解説しました。さらに、AIが自律的に思考・判断・行動する「エージェント型AI」へ、そして現実世界の情報と連携して動作する「フィジカルAI」へと進化している現状とその意義を紹介しました。

また講演の後半では、AIの応用が期待される分野として、自動運転、スマートシティ、医療、製造業、ロボティクスなどの最新事例を紹介。仮想空間上でのシミュレーション(デジタルツイン)による効率的な開発や検証の可能性を示し、AIが人間の論理的思考や創造を支援する未来像を描きました。

講演を通じて参加者からは、AIの将来展望や実社会への応用に関する理解を深める有意義な機会となったとの声が寄せられました。

中央大学AI・データサイエンスセンターは、AI・データサイエンス領域での社会連携を通じて、これからも社会の発展に貢献してまいります。