広報・広聴活動

法学部准教授 海部健三がウェブサイト「ウナギレポート」を開設
―土用丑の日を前に、ウナギ問題に関して正確な情報を提供―

2017年07月14日

 土用丑の日を前に、中央大学法学部准教授・中央大学研究開発機構ウナギ保全研究ユニット長 海部健三(専門分野:生態・環境)は、ニホンウナギの現状を包括的に紹介するウェブサイト「ウナギレポート」を開設しました。

 

URL:http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/~kaifu/index.html

 環境省、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に指定されながらも、資源管理が進まず、違法な漁獲や流通が横行しているニホンウナギ。本ウェブサイトは、本種の現状を伝え、市民一人一人の行動選択に役立てていただくことを目的としています。
 

 保全と持続的利用の視点から、ニホンウナギの情報を包括的に提供するウェブサイトは、これまで日本にありませんでした。土用の丑の日が、本種を含む生物資源の保全と持続的利用を考える日となることを願い、サイトの開設をお知らせいたします。

 

コンテンツ

① 二ホンウナギとは               :分類と分布、生態、世界のウナギのなかま
② ウナギが蒲焼になるまで
③ ニホンウナギは絶滅するのか:絶滅危惧種、ニホンウナギは増えている?、限られたデータ、
                密漁と無報告漁獲、放流、生息域の減少、結論
④ 過剰な消費        :過剰な消費、池入れ量制限、池入れ量制限は資源管理なのか?
⑤ 違法な漁獲と流通     :国産ウナギの半分以上が不適切な流通を経ている、

                                             違法な漁獲や流通の及ぼす悪影響、国産ウナギを提供・販売するということ
⑥ 河川や沿岸環境の劣化        :生息域の環境、生息域環境の回復
⑦ ウナギの放流                    :放流の効果、放流の悪影響、ウナギの放流を行うべきか
⑧ 完全養殖                          :完全養殖の現状、人工種苗は天然種苗に勝てるのか、

                                            完全養殖技術でニホンウナギを救えるのか
⑨ 私にもできること              :安いウナギを食べてはいけない?、知ること、伝えること、モニタリングに参加する

 

 

<本件に関するお問い合わせ>

 中央大学法学部 海部健三

  TEL:042-674-3243

      Email:kaifu@tamacc.chuo-u.ac.jp

 

<取材に関するお問い合わせ>

 中央大学広報室

  TEL:042-674-2050

    Email:kk@tamajs.chuo-u.ac.jp