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附属横浜中学校で「働くってどんなこと?」を実施しました。

6月21日(土)、中央大学附属横浜中学校において、「中央大学と附属学校との教育連携プラン」の共通講座である「働くってどんなこと?(中学2年生対象)」を実施しました。

中央大学では、総合学園構想を推進するべく、大学と附属学校(中央大学附属中学・高等学校、中央大学杉並高等学校、中央大学高等学校、中央大学附属横浜中学・高等学校)と相互コミュニケーションを図りながら「中央大学と附属学校との教育連携プログラム」を体系的に実施しています。

 本講座は、「働く」がテーマです。中央大学を卒業して社会人として働く先輩方は今どのような仕事を通じて社会に貢献しているのか。漠然としている社会人の「仕事」は具体的にはどのようなものか。先輩方は学生時代にはどんなことを考えて、何をきっかけに今の職業に就くに至ったのか、など、様々な視点で「働く」の話を聞き、感じることで、将来の自分がなる「社会人」のイメージの解像度を上げ、これからの学修や課外活動と将来との結びつきを意識するきっかけとすることを目的としています。

 

 附属横浜中学校の武道場に、中央大学のOB・OGであり現在社会人として活躍する2名の講師をお招きし、緊張感もありながら、和やかな雰囲気で講演はスタートしました。

先輩の熱演に興味津々です

 前半は講師が就く職業の紹介、社会における役割、自分が担う仕事、働き方など自分の経験談を交えながら説明がなされました。

 総合電機メーカーの技術研究職に従事するOGからは、仕事と我々の日常との結びつきやその面白さに加えて、自らの「働く」の目的に近づくために必要なことなどについて、ポジティブに説明がなされ、生徒は真剣にその姿を見つめていました。

 総合商社に従事するOB(中大横浜中・高出身)からは、中学・高校時代のエピソードを話していただくとともに、商社のビジネスモデルからスケールの大きさ、存在意義などを説明いただきました。さらには海外でのエピソードなども交えながら「働く」の意義・面白さを熱く生徒に伝えていただき、生徒は目を輝かせながら先輩の姿を見つめていました。

ディスカッションでは生徒がマイクで質問をしています

後半は質疑・ディスカッションタイムです。タブレットで配布した電子質問フォームに生徒が「働く」へのイメージや講師への質問を寄せ、講師お二人の考えを聞いたり、生徒に逆質問をする形で、約40分程度、双方向型でコミュニケーションを図りました。

 

生徒からは

「なぜ今の仕事を選んだのか、きっかけがあれば教えてほしいです」

「会社での上下関係について教えてほしいです」

「仕事でやりがいを感じたエピソードがあれば聞きたいです。」といった「働く」にフォーカスを当てた質問から、

「中学生のうちにやっておいた方がいいことはありますか?」

「英語はどうやって身につけたのでしょうか?」

「これまで挫折したことはありますか?」

「自分の夢の実現に向けて、個人で活躍することと、集団で活躍する2つの選択肢があって悩んでいるが、おふたりの考えを教えてほしいです。」

といった、中学生の「これから」にフォーカスが当たった質問も多数寄せられ、予定時間を延長するほど、ディスカッションは盛り上がりを見せました。

講演を聞いた生徒からは

「案外学校に通っている今の毎日と大差のあるものではないのかもしれないと思った。『働く』ということに少し窮屈なイメージがあったが、それが和らいだ。」

「最初は働くことは大変そうだし、生活が制限されるものだと思っていました。けど、自分に合った仕事を見つけて、真剣に楽しく仕事ができる環境があることを知って、『働く』ことってやってみたら楽しいのではないかなと思いました。挫折することもあるとおっしゃっていたけれど、やりがいを感じられたり、自分が納得いってたら『働く』ことは大切だし学びにつながるのではないかなと思いました。」

「みんなで何かを成し遂げてたり協力したいです。あと、将来いろいろできるようにいろんなことに挑戦してみたいと思いました。」

「今回の連携プログラムで、『働くこと』はもちろん大変なことも多く、大変な場面の方が多いかもしれないですが、その後に『上司に褒められる・”お客さん”に褒められる』など、経験する場面はごく僅かではありますが、その様なことを言われた時に出てくる『やりがい』や『満足感』といった感情を持つことができると改めて痛感しました。」

といった感想が寄せられました。

 

本講演では、以下の企業に所属するOB・OGに協力をいただきました。

 

・三菱電機株式会社

・豊田通商株式会社