AI・データサイエンスセンター
iDS酒折ゼミ生(当時)と理工学部 酒折文武准教授が日本計算機統計学会第39回大会で研究発表を行いました
2025年06月23日
2025年6月12日(木)からカクイックス交流センター(かごしま県民交流センター)にて開催された「日本計算機統計学会第39回大会」において、iDS酒折ゼミに2024年度まで所属していた永井実葵さんと指導教員の酒折が講演を行いました。
講演内容は、iDS酒折ゼミでの共同研究の成果である、単位超球面上の確率分布に対する新たな分布クラスタリング手法(論文投稿中)の、スポーツデータへの応用に関するものです。今回の講演では、野球における打者の打球方向に2次元単位球面上の確率分布を当てはめ、提案手法の分布クラスタリングを行い、打者の特徴を考察したものです。

今回の研究により、打者の打球方向を表す確率分布として混合von Mises-Fisher分布が適切であること、打者によって混合要素数が異なること、提案手法により打者の左右や弾道の高低を考慮した打者の分類が行え、解釈も容易であること、などが明らかになりました。
リンク:日本計算機統計学会 第39回大会
リンク:酒折文武 (中央大学研究者情報データベース)
AI・データサイエンス全学プログラムの演習科目「AI・データサイエンス演習」(通称:iDS Intermediate Program for Data Science and AI)は、中央大学の全学部生が集う演習活動です。AIやデータサイエンスに関心のある学生が全学部から集い、2年次から3年間、共同してグループワークを行います。