キャリアサポート

鈴木さん(精密工学専攻・男)

鈴木さん(精密工学専攻・男)

進路先:ゲームメーカー

 

思考と行動 発現した主要コンピテンシー
私が進路選択を本気で考え始めたのは、大学2年の終わり頃でした。 自己実現力(特にスケジュール管理
ちょうど自分の中で、大学院に進学してさらに専門的な勉強を続けるか、就職活動をして早くから社会に出てビジネスの世界での経験を積もうか迷っている時期でした。 組織的行動能力(特に主体性
両親や友人に相談しながら、私は『自分が企業の人事の立場になった時、自分自身をエンジニアとして採用したいかどうか』を基準に進路選択をすることにしました。 組織的行動能力(特にバランス力
その結果、まだまだエンジニアとして、また一人の人間として未熟な部分を自分に感じたので、大学院に進学し「専門性」と「人間力」を磨くことに決めました。 問題解決力(特に課題分析
大学院の生活は自由度が高い分、気を抜くとダラダラと過ごしてしまう危険性がありました。 問題解決力(特に課題発見
そこで、私は学部卒で就職した同期と同じように『仕事として』研究に取り組むことを常に意識し、研究以外の活動にも積極的に取り組むことで、学業とプライベートの両立を目指しました。 自己実現力(特に目標設定
具体的には以下の3点に注意して過ごしていました。 コミュニケーション力(特に記述力
まず1点目は、『生活習慣をスケジュールに合わせるのではなく、自分習慣にスケジュールを埋めていく』ということを意識して生活することです。 自己実現力(特に目標設定
これは、大学院生活での全ての時間管理の基本になる取り組みでした。その日その日の用事に合わせてスケジュールを立てていると、朝の時間やスキマ時間を有効活用できないため、毎日定時に寝て定時に起きるということを習慣にしました。 自己実現力(特にスケジュール管理
これにより、忙しい中での時間の生み出し方を身に付けることができました。 自己実現力(特に自己管理
2点目は、『期限付きの目標を決めてから研究に取り組む』ということを実行することです。 自己実現力(特に目標設定
これは、予定通りに進めることが困難な研究活動において、あえて『期限』と『達成度』の2つの観点で目標を設定することで、社会人における『納期』を意識しながら取り組むことができるからです。 自己実現力(特に達成志向
目標はシステム手帳を用いて、長期・中期・短期に類別し、短期目標の期限を迎えたら達成度合いによって中期・長期の目標を見直し、また取り組むという過程を繰り返していきました。 問題解決力(特に検証
これにより、『本当に必要性があること』と『あまり必要性の無いこと』の違いを区別できるようになり、無理・無駄・ムラのない目標を立てる事ができるようになりました。 知識獲得力(特に応用力
3点目は、『頼まれたり、誘われたりする事をできるだけ断らない』ということです。 自己実現力(特に目標設定
これは、学業以外の活動も充実させると同時に、学生のうちにいろいろな仕事を同時進行していくことを経験しておきたかったからです。 自己実現力(特に達成志向
基本的に『断らない』方向で誘いを受けることで、『限られた時間でどうすれば多くの目的を同時に達成できるのか』を自然と考え、時間の有効活用を意識しながら行動することが身に付きました。 問題解決力(特に検証
就職活動では、『人を楽しませる製品をつくりたい』という想いから大手家電メーカーに複数応募しました。 問題解決力(特に計画実行
たくさんの企業を訪問し、さまざまな分野の社会人にお話を伺ったりしなければならない忙しい就職活動中でも、大学院生活で学んだことを忘れず活かすことで、研究活動・学会活動・趣味のバンド活動とを並行して行いながらそれぞれ納得のいく結果を得ることが出来ました。 問題解決力(特に検証

2011年2月1日発行「草のみどり」第243号14~15頁CREWリポート(中央大学父母連絡会発行)掲載

学会での研究発表ポスターの前で