ボランティア

【イベント報告】面瀬学習支援・冬活動

2023年02月20日

 公認学生団体・面瀬学習支援による冬活動を、気仙沼市面瀬地区にて実施しました。面瀬学習支援は、現地での活動を継続させる
か収束させるかの議論を団体内で話し合いを重ね、2022年の夏活動にて現地の受け入れをして下さる方および小学校にヒアリングを
し、まだ子どもを巡る多くのニーズがあることが確認でき、団体を継続させることとしました。

 今回の活動は子どもの参加人数が期待していたよりも多く、団体継続の方針を決定したことに対して自信につながるスタートと
なりました。1日目は、地域の受け入れ先の方との交流およびスタディーツアー、2日目~4日目は子どもたちへの学習支援および
遊びを行いました。

 

◎目的 :現地理解を深めるとともに、学校とも家庭とも違う第3の居場所における
     子ども達との関わりを通して様々なスキルを学ぶ。

◎日時 :12月26日(月)~12月29日(木)

◎場所 :宮城県気仙沼市面瀬地区

◎内容 :伝承館見学、学習支援、スノードーム作り、かるた遊び

◎参加者:学生23名、顧問教員1名(子どもの参加者:2日目 16名、3日目 8名、4日目 11名)

◎参加者からの感想

・仲良くなった子どもがぽろっとおじいちゃんが津波に流されて亡くなったと言っていました。以前の活動では、
このような話をする関係を作れなかったので、子どもから話してくれて嬉しかったです。団体目標の「第三の居
場所づくり」に一歩近づけたと思います。面瀬の子どもたちは、震災を直接経験していなくても家族からお話を
聞いたり、家族が傷を負っている姿を見てきているのかもしれないという気づきを得ました。

・現地の方とのお話会で、子どもの面倒を見る若い人手がたりず子どもが放課後に一人で家にいることが多いこ
とを知りました。実際に子どもと話しているなかで「こんな風に(面瀬学習支援の活動のように)子どもが大勢で
遊ぶことは少ない」という声を度々耳にしました。今までは勉強や自由時間がメインの活動としていましたが、
次回からはみんなで一斉に遊ぶ企画があってもいいのではないかと考えました。活動日の最初は子ども同士の関
わりがありませんでしたが、だんだんと学年をまたぎ遊ぶ子どもたちが増え、楽しそうな様子が見られました。