ボランティア

【イベント報告】宮城県丸森町・冬ボラ

2023年02月20日

 2019年10月に発生した台風19号被災地である宮城県丸森町にて、ボランティア活動を行いました。宮城県丸森町は、コロナ禍に
より復旧作業が遅れ、被災から3年以上が経過した現在でもボランティアを必要としている地域です。本学ボランティアセンター
として
3回目の訪問であり、前回迄と同様に竹林の整備、道路側溝の土砂撤去を主な作業とし、ボランティア活動を行いました。

 被災地支援という側面だけではなく、限界集落や里山保全といったあらゆる角度から社会課題について考える機会となりました。

丸森町は多くの社会課題を抱えながらも住民主体で前向きに活動をされている地域であり、学生たちにとって大きな学びを得る

3日間の活動となりました。

 

◎目的 :被災地のために何かしたいという思いを持つ学生とボランティアを必要とする現地をつなぎ、
     被災地復興支援活動を通して社会課題を考える機会を提供する

◎日時 :12月25日(日)~12月27日(火)

◎場所 :宮城県伊具郡丸森町

◎内容 :阿武隈川沿いおよび筆甫地区にて竹の整備、道路側溝の泥かき

◎参加者:学生16名、職員1名

◎協力 :朝日新聞厚生文化事業団、日本財団ボランティアセンター

◎参加者事後レポートより:

・台風から3年が経ちどんな状態だろう?きれいになっている?と想像し参加しました。実際、道路は整備されていて通ることは
できますが、歩道は手付かずのところが多く、簡単な作業だけど量が多く大変で、3年経っても多くの人の力が必要でやることは
まだ沢山あると気づきました。台風は毎年来て、毎年被害のあった地域が注目され、メディア等で取り上げられる頻度が減れば忘
れられてしまいます。しかし、どんな地域にもそこにずっと住む人がいて、住みたい人がいることを忘れてはならないと感じまし
た。

・1,2年生はコロナ禍で大学にもほとんど通学できず、パソコンと向き合う日々だったので、3年生になって、こうして体を動かし
て、実際に現地に赴き、直接地元の方々のお話を聞くことができたのはとても貴重な体験となり、率直に嬉しかった。
専門的な技
術や資格のない大学生ボランティアがどんな役割を果たせるのか、3日間ずっと考えていたが、ひとりひとりの「人力」が合わさ
ると、結果的にみればとても大きな仕事ができる、誰かの力になることができると思った。