教養番組「知の回廊」

2014年度番組ラインナップと10月放送の第92回「オープンソースソフトウェアを使おう」について

2013年10月30日

住友電工にて、飯尾准教授(左)と情報技術部の大釜主幹

 いつも中央大学教養番組『知の回廊』をご試聴いただき、有難うございます!
 さて、2014年度の番組ラインナップが以下の通り決まりましたので、お知らせいたします。
第92回
オープンソースソフトウェアを使おう
飯尾 淳(文)
第93回
バイオインフォマティクスによる新薬の発見
田口 善弘 / 岩舘 満雄 / 梅山 秀明 (理)
第94回
あなたが求める働き方は?
阿部 正浩 (経済)
第95回
日本ワインの未来
原田 喜美枝 (商)
第96回
ジャーナリズム教育がもたらす知の継承
~台湾228事件の取材現場から~
松野 良一 (総政)
第97回
石炭、そして原子力。
- 日本のエネルギー政策による地域社会の変容 -(仮題)
中澤 秀雄 (法)

 なお、今月10月は、文学部の飯尾淳准教授による「オープンソフトウェアを使おう」を、JCNテレメディアチャンネルで、月・水・金 22:30~、火・木 21:00~、土 19:30~、日 14:00~の時間帯で好評放送中ですので、まだご覧になっていない方は是非ご試聴ください(YouTube中大チャンネルでもご覧いただけます)!

【番組内容】
 現在、国内で使用されているコンピュータの、およそ3分の1に搭載されているといわれる、マイクロソフト社のOS『Windows XP 』が、2014年4月9日をもって、製品サポートを終了すると発表され、大きな波紋を呼びました。
 コンピュータの買い替えや、OSの更新には、多額の費用がかかるため、特に情報処理にそれほどコストを掛けることができない、中小企業や地方自治体にとっては、たいへん深刻な問題とされています。
 一般的に市販のソフトウェアは、無断でコピーしたり、中身を改変して再配布するといった行為は、固く禁止されています。しかしその一方で、最近はそのような制約に縛られない、『オープンソース』と呼ばれるソフトウェアが注目されるようになりました。
 今回は、オープンソースソフトウェアの普及を目指した活動や、そのメリット。企業による導入事例などを紹介しながら、オープンソースソフトウェアの可能性を探ります。

【プロフィール】
飯尾 淳(いいお・じゅん)/中央大学文学部准教授
専門分野 情報システム設計
1970年、岐阜県に生まれ、長野で育つ。1994年、東京大学大学院工学系研究科計数工学専攻修士課程修了。同年(株)三菱総合研究所入社。同社、主席研究員を経て、2013年より現職。2009年から東京農工大学国際センターの客員准教授を兼務。博士(工学)、技術士(情報工学部門)、HCD-Net認定 人間中心設計専門家。
現在、人間とシステムのインタラクション、人間とITの関わり方について、強い関心を持っている。