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追悼 才口千晴先生

2024年05月02日

 本学の元客員教授で元最高裁判所判事の才口千晴先生が、2024年4月17日、永眠されました(享年85歳)。才口先生は、1938年長野市生まれ、1961年(昭和36年)3月に本学法学部を卒業され、弁護士として長年ご活躍されました。企業倒産処理の分野の専門家として夙にご高名で、日弁連や法務省法制審議会においても倒産処理法の改正にご尽力されました。

 才口先生は、中央大学においても、1994年から法学部の客員講師・客員教授として「法曹論」などの科目を担当され、母校の後輩たちに対する愛情あふれる授業には定評がありました。2004年4月に創設された本学の法科大学院の専任教授としてお迎えする予定になっておりましたが、2004年1月に最高裁判所判事として任官され、2008年9月まで勤められました。その後も、本学法科大学院等においてしばしばご講演をいただくなど、最近まで引き続き法曹養成にご尽力下さいました。また、中央大学創立125周年記念事業や現在の中長期事業計画CHUO VISION 2025に対しても、特筆すべき多大なご貢献をされました。

 才口先生の母校愛に満ちたご厚情には感謝の言葉もありません。ここに深く哀悼の意を表しますとともに、謹んで先生のご冥福をお祈りいたします。

     2024年5月2日

学校法人 中央大学      
理事長 大村雅彦