大学院

【究める vol.130】杉本 大樹さん(経済学研究科 博士前期課程)が 第19回 知識基盤経済とグローバル経営に関する国際会議 にて発表しました

2023年12月18日

経済学研究科 博士前期課程に在籍している 杉本 大樹さんが「第19回 知識基盤経済とグローバル経営に関する国際会議(The 19th International Conference on knowledge Based Economy and Global Management)」にて発表を行いました。
本学会は2023年11月2日~11月3日に、台湾台南市の南台科技大学で開催されました。
本記事では、杉本さんによる発表内容の紹介や発表にあたってのメッセージをお届けします。

発表の概要について

私の研究は、” COGNITIVE APPROACH TO HUMAN RESOURCE DEVELOPMENT - EMPIRICAL RESEARCH IN MEDICAL INDUSTRY - (認知的アプローチによる人材育成の研究 -医療産業での実証研究-)”という題目で、11月2日に20分間ほど(15:30~16:00)の口頭発表を行いました。
私は無意識をテーマに研究を行っており、今回の研究では医師にとって無意識下で判断している部分の大きい画像診断について取り扱っています。本研究では視線計装置を用いて熟練の医師と新人の医師のCT画像診断時のX軸・Y軸・Z軸の視線の動きを可視化し、比較することによって、診断を下す速さに繋がる要素の特定し、人材育成へと寄与することを目的としています。

発表にあたって

過去にも国際学会で発表したことはありましたが、コロナ禍であったためにオンラインだったので、オフラインでは初めての発表でした。そういったこともあって、多くの人の前での説明や意見交換は新鮮で刺激的な経験となりました。

私のセッションでは、発表者全員に “Skill” という点が共通しており、多様な “Skill” についての研究を様々な切り口で述べられていたことから、日頃、自身にとって身近でなく、熟慮しないような分野・問題についても考える機会を得られました。質疑応答を通じて、日本と海外(欧米)での臨床現場で今後重視する技能に関する差異など、意見交換を行いました。また、セッション全体として経営学分野の研究だったので、視線計測をマーケティングに活用する方法などについても議論を行いました。
今回、研究を発信できる機会を得られたことは、多くの刺激を得られた大変貴重な経験となりました。今回の経験を活かして、次回は更に良い学会発表体験となるよう研究活動に励みたいと思います。