大学院

Thomas Gallanis氏(米国・アイオワ大学教授)をお招きし、法学研究科講演会を開催しました

2019年12月10日

Thomas Gallanis氏

2019年11月28日に中央大学駿河台記念館において、アメリカ合衆国・アイオワ大学教授のThomas Gallanis氏をお招きし、『Uniform Trust Law Beyond the Uniform Trust Code』と題してご講演いただきました。

 

Thomas Gallanis氏は、アメリカ信託法学会を代表する若手のホープであり、信託法リステイトメント(第3次)の編纂者の一人としても知られています。

 

講演は、日本の2006年信託法は、アメリカの統一信託州法に多くを依拠しているが、それは信託法の一部であって、最近では、指図型信託に関する統一州法、統一信託デカント州法等が重要な役割を占めているので、日本の信託州法もそれらの動向をきちんと注視すべきであるとのきわめて示唆的な内容でした。

 

講演後の質疑応答も活発であり、アイオワ大学と本学との交流という意味においても大変有意義なものとなりました。信託法分野を研究する者・学ぶ者にとって、本講演は今後の研究・学修のための貴重な機会となりました。また、本講演会は、一般公開での開催といたしましたので、学外からも多くの方に参加いただきました。