広報・広聴活動

IUCNウナギ属魚類専門家グループ共催

公開型ニホンウナギ絶滅リスク評価会議とシンポジウムのご案内

2016年10月21日

 現在、ニホンウナギの減少は大きな社会問題となり、2019年に開催予定のワシントン条約第18回締約国会議で、ニホンウナギを含むウナギ属魚類全種の国際取引が規制される可能性も高まっています。その行方を占うのは、2018年に行われるIUCN(国際自然保護連合)によるウナギ属魚類のレッドリスト再評価です。2018年に行われる再評価ですが、ニホンウナギについては、今月末に開催される「うなぎ未来会議2016」から評価が開始されます。IUCNウナギ属魚類専門家グループ(AESG)も共催に名を連ねているこのイベントには、AESG座長のMatthew Gollock博士(ロンドン動物学会)も参加し、集められたデータや専門家で交わされた議論は、その後のIUCNの再評価へ持ち込まれます。

 「うなぎ未来会議2016」では、専門家による評価会議が公開の場で行われ、その結果をシンポジウムで報告します。また、ウナギの現状を広く社会で共有することを目的として、市民パネルを組織し、事前レクチャーと評価会議の傍聴と市民パネル間の議論を通じて得られた結論を、シンポジウムの場で発表していただき、さらに議論を深めます。IUCNのレッドリスト評価を地域レベルから積み上げること、市民パネルを組織して評価会議の内容を広く社会と共有すること、どちらも非常に新しい試みです。

 

■「うなぎ未来会議 〜ニホンウナギの絶滅リスク評価〜」概要

  • 日時:2016年10月28日、29日、30日
  • 場所:中央大学後楽園キャンパス

■詳細

イベントの詳細は公式ブログをご覧下さい。

http://c-faculty.chuo-u.ac.jp/blog/eelunit/

 

■問い合わせ

 中央大学ウナギ保全研究ユニット

住所:〒192-0393 東京都八王子市東中野724-1 2号館2869号室 

Tel・Fax:0426-74-3243  

E-mail:eelunit@tamacc.chuo-u.ac.jp 

担当:山岡